2010年7月3日土曜日

雨は降れども水位は上がらず 危機は深刻「十三貯水池」の懸念

ソース
ฝนตกน้ำไม่เพิ่ม วิกฤตหนัก '13อ่าง'น่าห่วง
http://www.thairath.co.th/content/region/93501 キャッシュ

ラムタコーンダムの責任者は、大雨が降ったにもかかわらずダムの貯水量が増えずがっかり。コラートの市民に断水への準備を呼びかける。防災局は十三貯水池の貯水量不足を懸念…

7月3日、ラムタコーンダム送水管理事務所長チャックリット・ジェーンコーン氏は、ナコンラーチャシーマー県シーキウ郡にあるラムタコーンダムの貯水量の現状について以下のように発表した。現在の貯水量は僅か7,800万立方米、すなわち全貯水量の約25%である。しかし本当に使用できる水量、すなわち放水できる残水量は5,000万立方米以下にすぎない。ラムタコーンダムはナコンラーチャシーマー内の5つの郡における農業と上水道のための主要水源であり、ナコンラーチャシーマー市民に供給する上水道の唯一の水源である。現在のところ、ラムタコーンダム送水管理事務所で行っている放水は上水道用のみ、一日当たり34万5千立方米であり、ラムタコーンダムの水位が下がり続けているため、農業向けの放水は完全に休止している。そして心配されるのは、近い将来にナコンラーチャシーマー市民の上水道に与える影響である。

チャックリット氏は続けて以下のように語った。現在、ナコンラーチャシーマー周辺に雨が降っているが、雨はダムの上流周辺には降っておらず、ダムの下流付近に降っているため、ラムタコーンダムに流入する水量は依然として少ない。ラムタコーンダムでは一日当たり34万5千立方米を放水する必要があり、もし現在の状況が続くようであれば、ラムタコーンダムの水は2010年12月に底を着いてしまうため、ラムタコーンダム送水管理事務所では水分配計画を立てておかねばならない。2010年7月末以降もラムタコーンダム上流に雨が降らないならば、ダムの放水量を現在の半分、すなわち一日当たり17万立方米に減らす予定である。そうなると恐らくナコンラーチャシーマー市内の上水道に影響が出るだろう。そのためナコンラーチャシーマー市内の皆さんには、近い将来に来るであろう時に備え、節水にご協力くださるよう注意を呼びかけている。

一方、防災局からの報告によると、タイ国内にある主要な貯水池の貯水量は318億2,800万立方米、全貯水量の46%である。これは2009年の貯水量よりも74億7,000万立方米少ない。プミポンダムとシリキットダムの貯水量はそれぞれ40億5,400万立方米と32億2,700万立方米である。国内にある大型の貯水池33箇所のうち、13箇所では貯水量が30%より少なくなっている。特にパーサック・チョンシットダムとクンダーン・プラーカーンチョンダムでは、現在の旱魃が北部の12県、東北部の11県、中部の4県の合計27県、204郡、4,303,167人に影響を与えており、被害を受けた農地は2,198,096ライ(約3,500平方キロ)になる。一方の王室降雨局では、63県において113日の降雨活動を実施している。