2013年10月7日月曜日

バンコク都、パーサクダムの放水によるバンコク東部への影響に警戒

ソース
กทม.เฝ้าระวังระบายน้ำเขื่อนป่าสักฯกระทบกรุงเทพฯตะวันออก - Nationチャンネル

バンコク都排水局のアディサック・カンディー局長は、バンコク都の洪水の状況について次のように語った。現在はパーサク・チョンラシットダムの放水には依然として警戒が必要である。ダムの貯水率は 108% を超えているため、今朝はラマ6世ダム、チャオプラヤーダムの水位が増加しており、ナコンナヨック県とプラチンブリ県から流入する水も増加しているため、現在はノンジョーク区、ミンブリー、ラークラバン、クローン・サームワーなどの東部地区には不安があり、水位が上がった場合には影響を受けると思われる。しかし水位がそれほど上昇するとは思えない。ノンジョーク~ラークラバン間のセンセープ運河などの東部の運河にはまだ余裕があり、クローン2水門では水位差10cmまで水門を開けて、水位の低下に努めているため。

今朝のチャオプラヤー川の水量に関しては、北部から排水される水量は約2,500立方メートル/秒で、まだ余裕がある。そのため、灌漑局が流量を管理して各河川に水を流すことで、下流に影響を与えないことは可能である。川沿いに住む皆さんに対する警告としては、この時期には水位が上がり、家屋に流入する可能性がある。特に10月15~17日は潮位が高くなり、17日は最高潮位に達して基準水位は 1.12m となるため、チャオプラヤー川の水位は海抜 2m 以上になりうる。

バンコク洪水対策センターによる 10月6日付のバンコク降雨情報によれば、過去24時間で最も降水量が多かった地区はスワンルワン区の 112mm で、他の地区は平均 35-75mm であった。予想によれば、本日の降水確率は 80% だが、昨日のような豪雨ではない。排水を担う主な運河については、ラープラオ運河、プレームプラチャコーン運河、プラウェート運河、センセープ運河の水位は 5-10cm 上昇している。これは降り続いた雨が原因であるが、現在は継続的な排水を行っており、これから降る雨に備えている。今朝の北部からの水量は 2,552立方メートル/秒、最高水位は 08:30 の 1.90m である。

2013年2月27日水曜日

パタニ連合解放組織のニュースについて

ソース
แบะข่าวเจรจา - タイラット紙

テレビ局3チャンネルのニュース番組「3ミティ」が、南部3県の独立とパタニ・イスラム建国を求めるパタニ連合解放組織(PULO)のリーダーを自称する「カストゥーリー・マコーター氏」の特別インタビューを放送したことで、口角泡を飛ばす論争になっている。

簡単にまとめると、PULOは9年間に及ぶ紛争の終結に加わるために、政府との話し合いに応じる用意があると語った。

そのために、PULOのリーダーは他の独立過激派との仲介役を務め、中立委員会を設置し、タイ政府との交渉役を務めるとしている。

インタビューでカストゥーリー氏がマレー語で語った内容によると、最終目標は3県の分離独立であり、パタニ国の建国である。

だが政府がそれ以外の案を提示するのであれば、それが例えば特別保護区の設置や、その他の内容であれ、双方が合意できる内容であれば、それに応じる用意がある。

月子母(筆者)の観察では、今回のPULOリーダーのテレビ出演には、3つの重要な意味がある。

1. PULOから政府に対する、和平交渉を前提とした宣言は、今回が初めてである。

2. インラック首相がマレーシアを訪問するわずか2日前というタイミング。

3. PULOの目標は3県の独立だけに限定せず、タイ政府からのそれ以外の提案でも受け入れる用意がある。

月子母(筆者)は、さまざまな理由によってPULOの態度が軟化していることを指摘したい。

なぜなら、現在独立派は治安部隊からの極めて強い圧力を受けている。

日々続いているテロ行為は、罪のない人々を傷つけ殺しており、テロ行為を激しく行うほどに独立派自身も危機に陥ってゆく。それがもう9年も続いてきた。独立派の方針が完全に間違っていることは何よりも明らかである。

テロ行為を止め、双方が交渉を始める時が来た。

月子母(筆者)は、PULOのリーダーがタイ政府との和平交渉を暗示したのは、これが一番の理由だと考える。

そのためには条件を引き下げ、3県独立とパタニ国建国の撤回も受け入れる。

問題は、政府がどう答えるか?である。

もし政府が盤と駒をよく見ずに飛びつくと、痛い目に遭うかもしれない。

かといって政府が興味を示さなず、和平交渉に応じなければ、せっかくの機会を逃すことになり、それも惜しい。

いぜれにせよ、まだ答えが見つかっていない、気になる問題が2点残っている。

1. カストゥーリー・マコーター氏は自分がPULOのリーダーと自称しているが、本物なのだろうか?

2. もし「カストゥーリー氏」は本当にPULOのリーダーだとして、他の独立派グループの代理として決定を下す権限を持っているのだろうか?

というのも、南部3県には多数のグループが独自に活動しているからである。

月子母(筆者)は昔の資料を調べ、「カストゥーリー氏」が以前はPULOの報道官を務めていたことを突き止めた。現在はスウェーデンに住んでいる。

同時に、「サムスーディン・カーン氏」もPULOの幹部であり、現在はマレーシアに潜伏中である。

これ以外にも、「ローサ・ブーラーソー氏」が上級幹部を務めるRMグループがあり、マレーシア国境で活動中である。

また、「Dr.ワンカデー・ジョマン」をリーダーとするブーサートゥーグループがあり、現在はこちらもマレーシアに潜伏している。

誰が本物だろう?誰が偽物なのだろう?まだ答えは見つからない。

筆:月子母

訳注:3ミティのインタビューは、次のリンクから観ることができます。
1回目のインタビュー
2回目のインタビュー

2013年1月23日水曜日

パークムーンダム周辺の住民、民主党政権の決議に基づく5年間のダム開口をインラック内閣に要求

ソース
ม็อบปากมูลจี้“รัฐบาลปู”เปิดเขื่อน 5 ปีตามมติรัฐบาลปชป. - デイリーニュース紙

本日1月23日、公平な社会を求める市民運動グループ(別名 PMOVE)と、ソムポーン・ヴィエンチャン女史が率いる、ウボンラーチャターニー県のコーンチアム郡・ピブーンマンサハーン郡・シリントン郡から来たパークムーンダム周辺の住民が、政府官邸のラーチャダムヌン通り側、5番入り口の前で抗議集会を開いた。参加者は周囲を警察に囲まれながら、ミサカワン交差点から政府官邸5番入り口までの側道を占拠し、ステージを設置して演説を行い、参加者が宿泊するテントを設置した。

パークムーンダム周辺の住民グループは、インラック政権に対し、パークムーンダム問題解決小委員会の決議に従うよう求めた。これはかつての民主党政権で、当時のサーティット・ウォンノーントゥーイ総理府大臣が議長を務め、ムーン川の自然を取り戻すために、パークムーンダムの一部の水門を試験的に5年間開くよう決議したものである。また、20年に及ぶダム建設の影響に対して、前述の3郡55村6千世帯に、1家族あたり31万バーツの補償金を支払う決議が採択されたが、この支払いの進捗についても説明を求めた。

(訳注:リンク先の写真を見るとデモ隊は矢を射っていますが、これはなぜでしょうね。ウボンにそういう風習があるのでしょうか?)