2011年1月24日月曜日

「パープルライン」を点検、一年経っても問題は相変わらず「土地収用 - 予定地に入れず」

ソース
ตรวจไซต์ "รถไฟฟ้าสีม่วง" 1 ปี ปัญหาเดิม ๆ "ติดเวนคืน-เข้าพื้นที่ไม่ได้" - プラチャチャート紙

パープルライン電車計画は、ノンタブリ住民の希望の星であるものの、いくつかの問題を抱えている。全長23kmにおいて、3つの大きな問題が挙げられる。

すなわち、1、複数の区域で土地の受け渡しが遅れている。2、バンコク―ノンタブリ通りの幅は4車線で非常に狭いため、基礎杭の打ち込みや、土台・高架の建設を、道路の真中で行うことが困難である。工事業者は、渋滞を引き起こさないよう、作業を夜間のみ行なっている。

3、雨季の異常水量。前回の雨季では、チャオプラヤー川の水位が異常上昇したため、チャオプラヤー川を越える建築物と、「プラナングラオ橋」駅の建築に大きな影響を与え、建設が一時中断した。

しかし、エアポートリンク線と同じように長期間延期されるのではないか、との心配には及ばない。

タイ国鉄が2010年12月に発行した最新の報告書によれば、現在の進捗率は 15.38% と良好であり、計画よりも 0.35% 進んでいる。進捗率はまだ低いものの、計画通り 2014 年には間違いなくパープルラインが開通すると聞けば、待ち望んでいる市民も安心出来るだろう。

建設が順調に進んでいる原因としては、施工業者が巨大企業であることも、その一因に挙げられるだろう。計画はすばやく姿を見せつつある。

契約ごとに細かく見ると、一番最初の「第1期工事」の高架工事(東側)は、CKTCジョイントベンチャー(チョーカンチャンと東急建設)によって、2009年11月10日に工事が始められた。バンコク―ノンタブリ通りを通った人ならば、道路に支柱が規則正しく並び始めたのを目にしたことだろう。現在の進捗率は20.85%で、計画の21.73%から0.88%遅れている。

この現場では大きな問題に直面している。つまり、建設現場のほとんどがバンコク―ノンタブリ通り上にあるため、作業場所が狭く、他の場所に比べて建築の管理運営が難しい。

「第2期工事」の高架工事(西側)は、シノタイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクションによって、2010年3月1日に工事が始められ、現在の進捗率は12.77%、計画の10.96%から1.81%遅れている。

「第2期工事」は検査工場と駐車場の建設で、「PARジョイントベンチャー」(パワーライン、アスコン、ルアム・ナコン・コーサーン)によって、2010年3月1日に工事が始められ、現在の進捗率は6.36%、計画の6.28%から0.08%遅れている。現在、施工業者は、今後の土台となる基礎杭を打ち込んでいる最中である。

この進み具合を見る限り、ノンタブリー住民は、いまからカウントダウンをしながら待っていても大丈夫そうである。

2011年1月22日土曜日

原子力発電所に反対するウボンラーチャタニー県民

(カットノン原子力発電所、フランス - wikipedia)

ソース
คนอุบลฯต้านโรงไฟฟ้านิวเคลียร์ - カオソット紙

1月21日、ウボンラーチャタニー県原子力発電所に反対する団体(名称:原子力発電所に反対するタイ人ネットワーク)約500人が、旧県庁からチャヤーンクルー通りを抜け、新県庁までの3kmをデモ行進した。先日発表されたエネルギー省とタイ発電公社による調査結果は、原子力発電所が与える影響の良い面だけに偏っていると主張し、アピシット首相宛の書簡を副知事に提出し、発電所に関する全資料を公表し、発電所建設の可否は住民に選択させ、全県民の未来を内閣に決定させないよう訴えた。

原子力発電所に反対するタイ人ネットワークの会長、ソットサイ・サーンソークさんは以下のように語った。今回集まった理由は、原子力発電所の建設による影響を心配したためで、ウボンラーチャタニー県はいまだにパークムーン発電所の問題も解決できていない。原子力発電所はパークムーン発電所よりも大きな計画であり、原子炉の冷却水として大量の水を使う必要があるため、農業向けの水を奪うことになる。また、住民は賛成派と反対派に別れてしまったため、県民自身に将来を決めさせるよう訴えている。

2011年1月7日金曜日

驚異の高速鉄道 中国-ラオス70億ドル トンネル掘削200km 汽笛第一声は4年後

(中国高速鉄道CRH5型電車: wikipediaより)

ソース
อัศจรรย์รถไฟความเร็วสูงจีน-ลาว$7พันล้าน สร้างอุโมงค์ลอดภูเขา 200 กม.4 ปีกำหนดเปิดหวูด
http://mgr.manager.co.th/mgrWeekly/ViewNews.aspx?NewsID=9540000001947

週刊プーチャッカーン360度 - 2010年の新年を迎えてまだ間もないというのに、中国人技術者と労働者には、時間に追われる重労働が待っている。彼らは、ラオスに少なくとも年あたり100kmの高速鉄道を敷設しなければならない。その期限は今から4年後、人と貨物の輸送は、メコン川流域と、中国とアジアの周辺国のあいだで新時代を開く。

高速鉄道は、中国 - ラオス国境から建設が始められる。パーカオナイ地区(เขตป่าเขาใน)を通り、総延長は421km。驚くべきことに、その3分の2以上、およそ300kmが、山を突き抜けるトンネルと、川や運河、谷を越える橋である。首都ヴィエンチャンからは、中国 - タイ高速鉄道に接続し、その先はマレーシア、そしてシンガポールへと繋がっていく。

これらの内容は、2010年12月23日、ラオスのソムサワート・レンサワット副首相が国会から意見を求めた際の計画書で明らかになった。

週刊プーチャッカーン360度が入手した、計画委員長であるソムサワート副首相の計画書によれば、トンネルの総長は190kmに及び、さらに総長90kmの鉄道橋を建設しなければならない。

建設は2011年4月25日に開始し、ラオス共和国の建国40周年である、2015年内に完成させる予定、とソムサワート副首相は述べた。

中国鉄道省は、2009年からこの計画の調査を2方面で進めており、2010年4月と8月に、ラオス土木輸送省と、建設計画を結んでいる。

11月、ソムサワート副首相は、交渉のため北京を訪問し、この歴史的な高速鉄道路線の建設計画を発表した。しかし、計画が国会の承認を得るまでは、詳細を発表していなかった。

中国側は、プロジェクト総額70億ドルの70%を負担し、その内訳は現金と機器である。ラオスは30%を負担し、その内訳は現金と建設資材であり、将来、ラオス側は必要であれば投資を増やすことができる。

ソムサワート副首相の発表によれば、中国 - ラオスの鉄道路線は、中国とアジアを結ぶ路線の一部であり、その目的は経済と投資を加速させるためである。中国はラオスを通る3路線の中から、将来バンコク~クアラルンプール~シンガポールへ接続するために、一番短い路線を選んでいる。

以前には、弾丸鉄道を思い浮かべたとき、大概の人々は「移動」を考えても、「物流」は考えず、特に人工が少ない土地を通った場合、経済的に割りに合わないと考えた。

中国 - ラオス鉄道路線は、古くさい考えを消し去るだろうとソムサワート副首相は語った。レール幅は1.435メートル、計画では高速鉄道の列車は時速200km以上で、輸送列車は時速120kmで走行する。

アジア発となる国際高速鉄道の路線には、21箇所の駅が設置される予定で、そのうち5箇所、ボーテン、ムアンサイ(ウドムサイ地区)、ルアンパバーン、ヴァンヴィエン、ヴィエンチャンは大きな駅となる予定。他の16箇所は小さな駅である。

高速鉄道は、ヴィエンチャンからタナレーンを通り、タイ・ノーンカーイへとつなげるために、メコン河を越える新しい鉄道橋を建設する予定。

全長たった3.5kmの、ラオス初の鉄道をどうするのか、見通しはまだ立っていない。また、レール幅が1メートルのため、弾丸鉄道が利用することもできない。

これ以前に、ラオス政府はタイからの援助協力を解消すると発表しており、タナレーン駅からヴィエンチャンまで、9km余りの鉄道延長は、中国 - ラオス高速鉄道に統一するとしている。

ソムサワート副首相の発表によれば、中国 - ラオス弾丸列車の追加計画として、ビエンチャンから中部地方にあるターケーク市への建設を計画しており、将来はベトナムへの接続を想定している。

ラオスを通る鉄道路線は、道程の途中に過ぎない。中国は、国境の町モーハン(訳注、原文ではブハーン)から、西双版納自治州と景洪市を通り、雲南省昆明市までの人工300万人を結びつつある。

ソムサワート副首相の発表によれば、2010年11月、タイのステープ・トゥアックスバン副相は、資金負担の話し合いのために中国を訪問しており、詳細はまだ完全には発表されていないが、現在は財務省が内閣の承認を待っている状態である。

バンコクから、マレーシアにつながるパダンブサールへの高速鉄道路線の、建設開始と完了時期はまだ発表されてないが、昆明からシンガポールまでの全距離は3,640kmになる。

2011年1月1日土曜日

合衆国内のモン族指導者、タイの「電気ショック」を暴露 難民男性300人が「オバマ」に送還を直訴

ソース
ผู้นำม้งลาวในสหรัฐปูดไทย"ชอร์ตไฟฟ้า"ผู้อพยพชายกว่า 300 คน ทำหนังสือถึง"โอบามา"ช่วยขวางการส่งคืน - マティチョン紙

合衆国内のモン族指導者は、タイ兵がモン族に電気ショック機器を使っていると、被害者からの電話を受けたと語った。350人以上の男性が暴行を受け、気絶する程の重傷を負った者も複数おり、タイ政府によるラオスへの送還に反対するよう、「オバマ」に訴えた。

12月31日のThe Fresno紙によると、アメリカ合衆国カルフォルニア州フレスノにある、アメリカにおける最も大きなラオス人とモン族の退役軍人機関である、在アメリカ・ラオス退役軍人協会は、バラク・オバマ大統領へ書簡を送り、4,000人以上のモン族難民を、タイからラオスへ送還することに反対するよう訴えた。その書簡において、在アメリカ・ラオス退役軍人協会は、送還を拒否したモン族に対し、身体に危害を加える暴力を振るったと、タイ国軍を非難している。

在アメリカ・ラオス退役軍人協会のワンイー・ワン会長は、タイにいるモン族難民から、虐待を受けているため、助けてほしいと語る電話があったと述べた。電話の主は、「ラオスへの送還を強制されており、暴行を受け、殴られている」と語った。

在アメリカ・ラオス退役軍人協会フィリップ・スミス代表によると、タイにいるモン族難民とは以前から何回も電話で連絡を取っている。複数人が電話を隠し持っており、タイの兵士にはまだ見つかっていない。350人以上のモン族男性が暴行を受けており、うち数名は重傷、数名は気絶しており、さらにタイ兵は数人のモン族に対し電気ショック機器を使っている。

同日、国連人権委員会の、拷問に関する委員フレッド・ノーワック氏と、難民人権委員ホーケー・エー・バスターマンテー氏は、タイの行っているモン族のラオスへの送還に懸念を表明した。国際社会から猛烈な反対を受けることになるかもしれないが、両名は「我々はタイ政府が全難民に対する強制送還を即時中止することを要求する。国際機関、特に国連難民高等弁務官事務所は、介入して必要な措置を取り、全てのモン族が、確実に人権が配慮された扱いを受けられるようにすべきだ」との声明を発表した。

ノーワック氏は、改めて以下のように述べた。難民ひとりひとりが虐待を受けているか、人権の原則に違反しているか否かを調べる、独立した信頼に足る調査方法は、現実には存在しない。原則に従い難民を送り返さなければ、その土地では生命と自由が脅かされる。

バスターマンテー氏によれば、送還された人々には、国連からの保護を必要としている人達がいる。例えば、申請を出したものの、まだ検討を受けていない政治的難民である。