2012年11月7日水曜日

タイ系アメリカ人初の下院議員候補ラッダー女性少佐、イリノイ州で当選

ソース พันตรีหญิงลัดดา ผู้สมัครส.ส.สหรัฐสายเลือดไทยคนแรก ชนะเลือกตั้งที่อิลลินอยส์ - カオソット紙

11月7日のCNNの報道によれば、イリノイ州第8選挙区において、タイとアメリカのハーフである、民主党の下院議員候補ラッダー・タミー・ダックワース(Ladda Tammy Duckworth)女性少佐が、共和党から立候補しティーパーティー運動の支援を受けた現職のジョー・ウォルシュ氏を破り、タイ系アメリカ人としては初めての下院議員に当選した。NBCの報道によると、ラッダー女性少佐の得票率は 56.3%、ジョー氏は 43.7% だった。シカゴ市内の報道局は一斉に当地における女史の当選を報じた。また、ジョー氏がラッダー女性少佐に電話をかけ、祝福の言葉を贈り、敗北を認める様子も報じられた。

民主党による選挙前の予想では、イリノイ州第8選挙区は下院の議席を確保できる州のひとつとされていた。2010年の中間選挙により、下院で共和党の議席数を下回り、バラク・オバマ大統領の職務に影響を与えるようになってからは、引き続き議席を保持できるだけの得票を狙っていた。

ラッダー・タミー・ダックワースの経歴は、1968年3月12日バンコク生まれ、父は退役軍人のフランク・エル・ダックワース、母はラマイ・ソムポーンパイリン。家族は父の仕事の関係で東南アジアの各国を移り住んだ。ラッダーはハワイで高校と大学、ジョージ・ワシントン大学で修士過程を修了し、現在はノーザンイリノイ大学で博士課程を学んでいる。

ラッダー・タミー・ダックワースはイラク戦争の退役軍人であり、ヘリコプター・ブラックホークのパイロットでもある。ラッダーが操縦していたヘリコプターはイラクで撃墜され、ラッダーは両足と右手の機能の一部を失い、パープルハート勲章(訳注:作戦行動によって死傷したアメリカ合衆国全軍の兵士に対して与えられる)を授与された。ラッダーはイリノイ州退役軍人活動協会の会長に就任し、2006年にはイリノイ州の下院議員選挙に民主党から立候補した。

また、2012年にはオバマ大統領によって退役軍人長官補佐官に任じられている。この職でラッダーは退役軍人向け政府部門のサービス向上と、行き場のない退役軍人の問題解決に尽力している。ラッダーは夫のブライアン少佐とイリノイ州ホフマン・エステートに住んでいる。

2012年9月23日日曜日

メーモ スモッグの町

ソース
แม่เมาะ เมืองในหมอกมลพิษ
作者:サムーチョン・トンパット(เสมอชน ธนพัธ)

1992年10月3日。その年の雨季の終わりと寒期の始まりを告げる冷風は、例年よりも早くやってきた。まだ残る熱気に冷たい風がぶつかると、風はメーモ発電所から約5kmの距離にある、ソップパート村の方角へと流れた。反転した温度が盆地の地理的条件と組み合わさると、上空の空気は二層に分離し、発電所の煙突から昇った煙はまた地表へと舞い降りた。

この事件では、数千人の村人と発電所の職員たちが、二酸化硫黄の吸入による呼吸困難、吐き気、頭痛、目と鼻の痛みを訴えた。子供、老人、心臓病・アレルギー・呼吸器の患者などの身体が弱い人々の症状は急激だった。またこの事件から2ヶ月以内に、発電所の周囲にある田畑の50%以上が酸性雨による被害を受けた。

メーモ発電所の計画が、政府の認可を受けたのは1972年のことである。1975年にタイ発電公社は石炭火力発電3機の建設を開始し、その後第4~11号機が増設された。事件が起きた日は、通常排出される二酸化硫黄と粉塵に加え、複数の発電機で集塵機が故障していたために、空は暗くなり、汚染は周辺一帯に広がった。

当日の大気の状態を調べた結果、二酸化硫黄の濃度が最も高かった時間帯では、2,200μg/㎥の濃度が45分間続いたことがわかった。タイ発電公社は事故の後、入院患者には一人あたり5,000バーツ、外来患者は一人あたり1,000バーツの補償金と、一人一日あたり100バーツの休業補償を支払い、その総額は400万バーツを超えた。

この問題が起きた後で、タイ発電公社は大気汚染への影響を和らげるために、第4-11号機への排煙脱硫設備(FGD)の設置に同意した。第1-3号機は老朽機であり、投資額に見合わないとされ、設置は見送られた。第1-3号機は後に運転を停止している。その後でタイ発電公社は発電機2機、すなわち第12・13号機を増設し、1995年から運転を開始している。

FGDを設置したにもかかわらず、メーモの空からスモッグが消えることはなかった。1996年に発電機が最大出力で稼働し始めると、大気汚染はさらに悪化した。1998年にもう一度事故が発生すると、タイ発電公社は事故当日に稼働していた排煙脱硫設備は、全10機のうち2機だけであることを認めた。

衛生局によれば、メーモは10μm以下の粉塵による問題を抱えており、1995年から2000年までの調査では、10μm以下の粉塵濃度は各所毎の平均で50μg/㎥である。しかし、値の高い地区では500μg/㎥を超えていた(基準値は120μg/㎥以下)。しばらく経つと粉塵の問題は落ち着いたが、2007年3月4日のメーモにおける10μm以下の粉塵濃度は209μg/㎥まで上昇している。

何度も繰り返される大気汚染の問題は、最終的には住民がこの場所からの集団移転を要求するに至った。1996年、タイ発電公社は4郡(ナーサック郡、ソップパート郡、メーモ郡、バーンドン郡)16村、3,500世帯の集団移転に同意した。しかし移転が実施されたのは2001年、住民の集団移転が閣議決定されてからであり、その対象はただ1村、ハーンホン村400世帯だけだった。現在になっても住民の移転はまだ終わっていない。

その一方で、メーモ郡の住民437人は、補償金の支払いを求めてタイ発電公社を告訴した。2003年、チェンマイ行政裁判所に提出した訴状では、メーモ石炭火力発電所では品質の低い褐炭を使って発電しており、大気へ放出する前に規定の排気処理をしておらず、その結果健康被害を起こしている、と訴えている。2009年3月4日、行政裁判所はタイ発電公社に対し、住民の心身への被害に補償金を支払うよう命じる判決を下した。住民への補償金は一人あたり246,900バーツに、訴訟開始日から年7.5%の利子を加えた額で、さらにフアイキン村の住民には避難移住場所を手配するよう命じている。現在はタイ発電公社が控訴中である。

公害の解決と被害者への補償は前途多難である。遠くから見ると、メーモを包むスモッグは、石炭火力発電所をこれ以上増やさないために立ち上がった守護霊のようだ。

参照文献:
  • 「メーモ スモッグの町(公害)」サムーチョン・トンパット著 緑の地球誌 12年第5号
  • 「チェンマイからメーモへ 盆地にある町の煙害」スジェーン・ガンパルット著 「魚が月を食べるとき」より
  • 「タイ発電公社敗訴 メーモに補償金一人24万 」 クルンテープ・トゥラキット紙 2009年3月5日

記事の日付:2009年12月29日

2012年8月30日木曜日

選抜射手と狙撃手 - カティヤ少将狙撃事件

ソース
'พลแม่นปืน - พลซุ่มยิง' - デイリーニュース紙

8月29日、特別捜査局(DSI)は、赤服デモの当時にルンピニー公園での任務を命じられていた「選抜射手」を喚問し、射手が受けた任務と命令に関する情報提供を求めた。

「選抜射手」(Marksman, Sharpshooter)は、部隊に常駐する兵士で、遠距離射撃の試験を受けており、正確に射撃する能力を持っている。部隊が射撃支援を必要とするときは選抜射手が任務に当たる。使用する武器は、通常のライフルまたはM16などの突撃銃だが、倍率4倍のスコープを装着している。

しかし、カティヤ・サワディポン陸軍少将、別名セー・デーンを狙撃した事件は、選抜射手によるものではなく、狙撃手(Sniper)による狙撃とする見方もある。両者を比較すると、選抜射手は一般的であるのに対し、狙撃手は特殊部隊であり数は少なく、遠距離からたった一発の銃弾で殺害するとなるとさらにその数は限られる。狙撃手は観測手(Spotter)と二人一組で活動し、観測手は標的までの距離を測定する。

狙撃手は狙撃銃で1,400m先に命中させる能力を持つが、選抜射手はセミオートまたはフルオートのライフルで800m先を撃つように訓練されている。狙撃手の訓練は非常に難しく、高度な戦術と、森林や砂漠などのさまざまな場所で生き残れる肉体、強靭な精神力を訓練により獲得している。

2012年8月7日火曜日

メコン川流域8県の住民、サイヤブリダムの契約破棄を提訴

ソース
ชาวบ้าน8จว.ลุ่มน้ำโขงฟ้องศาลสั่งเลิกเขื่อนไซยะบุรี - デイリーニュース紙

本日8月7日10時、ジェーンワタナ通りにある中央行政裁判所を、ラタノムニー・ポングラオ女史とメコン川流域8県の住民代表37人が訪れ、サイヤブリダムの影響を受ける住民1,019人の代表として、タイ発電公社、国家エネルギー政策委員会、エネルギー省、天然資源環境省及び内閣に対する訴状を中央行政裁判所に提出した。訴状では、ラオス人民民主共和国サイヤブリ県メコン川にあるサイヤブリダムからの電力購入契約を、タイ発電公社が破棄するよう求めている。

訴状によると、現在建設中のダムはメコン川中流にある11ヶ所の階段式ダムのひとつであり、発電量は1,285MWで、タイ発電公社が全発電量の95%にあたる1,220MWを購入する計画である。しかしサイヤブリダムの建設は、タイ・ラオス・カンボジア・ベトナムの4ヶ国から成るメコン川委員会(MRC)の同意を得ておらず、環境社会影響調査も、他国への影響や階段式ダムの構造による影響を考慮していない。この計画を完成まで放置した場合、メコン川流域の8県に住む住民の生活に影響を与え、魚の品種は減少し、メコン川底に砂が堆積し、漁業と農業に影響が出る。タイ発電公社が電力購入契約を破棄すれば、ラオスには1,285MWもの電力需要はないため、ダム建設計画は自動的に中止になると住民は確信している。今回の中央行政裁判所への訴状提出の際、住民は裁判所の前で魚を捕まえるパフォーマンスを行った。

訴状を提出した住民代表のひとり、タイ統一治水財団代表のハーンナロン・ヤワルート氏は、「2-3日前にサイヤブリダムの建設現場を見学してきたら、いまも建設を続けていた。サイヤブリダムの建設を請け負っているチョー・ガーンチャーン社からは、ラオス政府から建設中止の連絡は来ていないため、建設を続行する必要があると連絡を受けた」と語った。

そのため、住民、住居、生活、社会への影響があると考え、中央行政裁判所に訴状を提出し、サイヤブリダムからの電力購入契約を破棄するよう住民は訴えた。今後は裁判所の手続きを待つことになる。以前にも住民は総理に書状を提出し、国家エネルギー政策委員会と内閣によるサイヤブリダムからの電力購入計画に関する決議を取消すよう求めている。今後2週間以内に何の進展もなければ、住民は行政裁判所に改めてこの件の緊急審問と臨時弁護を訴える予定。

参考リンク(メコン・ウオッチより)
メコン下流本流ダム>守られない「サイヤブリダムの工事延期」の約束
メコン下流本流ダム>サイヤブリダムからの電力購入に反対しタイ住民が行政裁判所に訴え

2012年7月30日月曜日

「シビックの少女」、犠牲者9名の遺族と初会見

ソース
'สาวซีวิค' โผล่เจรจาญาติเหยื่อ 9 ศพเป็นครั้งแรก - タイラット紙 キャッシュ

「シビックの少女」が、初めて犠牲者9名の遺族との話し合いに現れた。合意に達しない場合は話し合いの期間を最長2ヶ月まで延長できる。

王宮前広場・未成年・家庭中央裁判所は7月30日13時、事件番号1233/2554号の会議を召集した。原告は未成年・家庭検事、被告はプレーウ少女(仮名・18歳)。罪状は2010年12月27日に起こした事故における、過失運転致死及び傷害、財産への損害、運転中の携帯電話の使用である。2012年6月22日に未成年・家庭裁判所は判決文を読み上げる予定だったが、先に両者が損害賠償について調停を行ったほうが良いとの裁判所の判断により、判決文の読み上げは延期され、7月2-6日から補償措置の話し合いが行われていた。

被害者の家族たちは、これまでプレーウ少女と会って直接話し合う機会がなく、精神分析医や社会福祉士とだけ話し合ってきたため、今回の話し合いは被害者の家族と被告による初めての会議となった。今回の会議に参加した被害者の家族は、乗合バンの運転手の母親、被害者の女性の母親、被害者の警察官の家族、被害者の女性の父親、また一部の被害者は地方に在住しているため代理人が参加し、また呼び出しを受けなかった家族もあった。一方のプレーウ少女は父母と共にヴァンに乗って裁判所に現れ、報道陣を避けるように裁判所の中へ入った。

未成年・家庭中央裁判所のジンラニット・ハワーノン裁判長は、「未成年・家庭中央裁判所法と、子どもの権利国際条約の原則に従い、子供を善人に更生させて社会に復帰させなければならない。この事件では、裁判所は被害者の家族たちと専門家による会議を行い、未成年を更生・治療する措置の手順と方法を定めた第132条に従って、双方が協力して考えるよう指示した。今回、被害者の家族側と被告は初めて話し合う機会を持った。合意に達するかどうかは会議の流れ次第だ。もし合意できなければ、最長2ヶ月まで話し合いを延長できる。それでも合意に達しなければ、委員会に案件を差し戻して判決文を読み上げることになる」と述べた。

2012年7月17日火曜日

内閣、植林予算2,100万バーツを承認。プロートプラソップ氏、治水ミスで野党を非難

ソース
ครม.อนุมัติงบปลูกป่า 21 ล้านบาท “ปลอดประสพ” ท้าฝ่ายค้านซัดบริหารน้ำพลาด - デイリーニュース紙

本日7月17日の閣議の後、プロートプラソップ科学技術大臣は政府公邸で会見し、植林事業の予算約2,100万バーツが承認されたと発表した。この事業はチャオプラヤー川の源流となる水源地、チェンマイ県からウッタラディット県までの10県に8万本の苗を植えるものである。大臣は7月24日にパトゥムタニ県クローンルアン郡の国立科学技術事務局で説明会を開催し、タイにおける持続的な水資源管理システムと、洪水問題の解決システムの構築に対する予算3,500億バーツについて説明する。野党にも説明会への参加を呼びかける予定で、あらゆる質問に対する返答を用意してある、と大臣は述べた。

プロートプラソップ大臣は次のように述べた。前政権が治水対策を誤り、ダムを満水にしてから放水したために洪水が発生したと私が述べのに対し、民主党は告訴する意向を示した。しかし、NASA(アメリカ航空宇宙局)の科学者によれば、昨年にタイ大洪水が発生したのはダムからの放水、つまり治水管理の誤りが原因である。民主党は私を告訴するのではなく、まず自分自身を訴え、さらにはNASAの技術者を告訴することをお薦めする。いまになって気付いたのだが、NASAがタイ・東南アジアで気象調査するのに民主党が反対したのは、これが原因だったんだな。

子供の清潔と衛生に気をつければ、手足口病は予防できる

(手足口病の写真 - ウィキペディアより)

ソース
โรคมือ เท้า ปาก...ป้องกันได้หากดูแลความสะอาดและสุขอนามัยในเด็กเล็ก - タイポスト紙

保護者の父母たちに不安を引き起こしている伝染病、手足口病」は猛威を強めつつある。手足口病に感染する原因となるウイルスは、エンテロウイルス71、別名「EV71」である。カンボジアでは、体が弱っているときにこのウイルスに感染した子供たちが、ここ3ヶ月のあいだで60人以上亡くなっている。バンコク健康研究所とバンコク病院グループでは、手足口病に関する情報を提供し、愛する子供たちへの感染を予防する方法を広めている。

手足口病は、子供、特に小学生がかかりやすい伝染病で、雨季に蔓延することが多く、エンテロウイルスへの感染により発症する。ウイルスには複数の種類があり、よく出現するものとしては、コクサッキーウイルスのA16、A5、A9、A10、B1、B3、ヒトエンテロウイルス71(HEV71)、単純ヘルペスウイルスなどがある。手足口病は「ヒトからヒト」へ、患者の唾液・鼻水・便に含まれるウイルスに直接触れることで感染する。また、咳・くしゃみでも同様に感染する。

ウイルスは身体に入ったあと、近くにあるリンパ腺と喉で増殖し、さらに数を増やしながら食べ物の経路に沿って下へと降りていく。それからウイルスは血管を通り、頬の中と手足の皮膚に入る。ウイルスが増殖して症状が起こるまで、約72時間かかる。その後ウイルスは腸から排除され、便と一緒に排出される。便からは、6-8週間の長期に渡ってウイルスが検出されることもある。手足口病は世界中にある病気で、春と夏にかかることが多いが、熱帯地方ではあまり季節に関係がなく、タイでは雨季に蔓延することが多い。ウイルスへの感染は男女に関係なく、5歳以下の子供が感染しやすい。多くの子供が集まる場所、例えば幼稚園などで流行しがちである。

初期の症状は微熱、だるさ、食欲不振、腹痛、口内の痛みで、その次に口内と皮膚潰瘍ができる。潰瘍ができる場所は主に手と足だが、まれに子供の尻にできることもある。口内にできる潰瘍の特徴は、中心部が黄色、周囲は赤色をしている。唇の周辺や口内の粘膜にできることが多いが、まれに舌や上顎、喉チンコ、扁桃腺にできることもある。この病気は、唇の周辺に発疹がない場合、口内の潰瘍が非常に痛い。症状は現れるのが最も多いのは5歳以下の子供である。皮膚の発疹は手の甲と足の甲にできることが多いが、まれに手のひらや足の裏にできることもある。発疹は痒いことも痒くないこともあり、最初は赤いぶつぶつができ、あっという間に周辺が赤い水ぶくれに変化する。乳児の場合は発疹が胴回り、太もも、お尻にできることもある。赤い発疹は約1週間で自然に消える。

子供に症状が現れたら、
  1. 他の子供にウイルスが感染しないよう、病気の子供を隔離すること。
  2. 保護者は急いで子供を連れて医師の診察を受けさせ、5~7日間、または治癒するまで家で安静にさせる。この期間は異常が起こるかもしれないので症状に注意すること。子供に高熱・脱力・嘔吐・息切れなどの症状があったら即座に病院で治療を受けること。
  3. 混雑する場所、例えば子供の遊び場、水泳プール、市場、デパートなどに子供を連れて行かないこと。ただしよく換気できる場所に子供を置いたほうが良い。
  4. 咳やくしゃみが出る場合はマスクを着用し、咳やくしゃみによく注意すること。
  5. 子供を看護する人は、病気の子供の鼻水・唾液・便に触れた後は必ず手を洗うこと。
子供によく手を洗うように呼び掛け、手足口病を予防しましょう。
手足口病が発生した場所では、その場所とそこにある物を消毒しましょう。

2012年7月15日日曜日

ラムタコーン・ダムで魚が大量死、原因を緊急調査

ソース
จนท.เร่งหาสาเหตุปลาตายเกลื่อนลำตะคอง - コム・チャット・ルック紙

コラートの中心部にあるラムタコーンで数万匹の魚が浮き上がって死んでいるのが見つかった事件で、調査官が水中の酸素量を測定したところ、基準値を下回っていることが判明した。また、発生源を特定するため、ラムタコーン水域に面した複数の工場に立入検査が行われた。

2012年7月15日、コラート中心のラムタコーンで十万匹以上の魚が死んだ事件で、スラナリー大学工学部環境学科常勤のチャットペット・ヨットポーン医師は、ソイ・サムローンチャンの現場で水中の酸素量を測定した。測定されたのは、汚染された水を排出するためにシーキウ郡のラムタコーン貯水湖からの放流が行われた後である。

チャットペット医師は、「問題が発生した場所の周辺5ヶ所、コンチュムダム、ザ・モール・コラートの裏手、ソイ・サムローンチャン、タータコー寺、VIP村でサンプルを採取した。検査の結果、全ての場所で酸素量が通常値を下回っており、特にVIP村の酸素量は約1mg/リットルと非常に低い。その他の場所は平均約3mg/リットルである。通常ならば、一般的な魚が生息するためには酸素量が7mg/リットル以上必要で、これより低い場合は酸素が不足するため、生存できるのは雷魚とナマズに限られる」と語った。

「ラムタコーンの水はずっと前から水質が悪化していた。特にザ・モール・コラートができてからは常に排水が流れ込んでいる状態で、酸素値はずっと低いままだった。しかしこの3日間は、何らかの毒物が大量に流れ込んだものと思われる。そのため酸素値は急激に減少し、数種の魚-シャム鯉、白鱗魚(訳注:ปลาเกล็ดขาว、詳細不明)、ミクロネマ・ブレエケリィ(訳注:タイ名ヌアオーン、ナマズの一種、揚げて食べると美味い)-に影響を与え、大量死が発生した。原因については現在調査チームが水と死んだ魚のサンプルを採取した。研究室での調査により3日以内に毒物の種類が判明する予定で、これほど大量の魚が死んだ原因がわかると思う」とチャットペット医師は語った。

ナコーンラーチャシーマー市役所は、ナコーンラーチャシーマー県工業事務局、ナコーンラーチャシーマー第11管区環境事務局と共同で、ナコーンラーチャシーマー市内にあるラムタコーン水域に面した各工場に担当者を送り、水処理設備と排水設備の立入検査を行った。特にザ・モール・コラートデパートに隣接している製氷工場2ヶ所については、排水管から水のサンプルを採取しており、今回起きた魚の大量死との関係があるか検査を行う。こちらも来週には結果が判明する予定。

チュワン・シリナンポーン県知事は、原因を究明するためにナコーンラーチャシーマー県の全関係者を集めた会議を開催するよう命じた。

2012年7月12日木曜日

8月16日に LPG / NGV が値上げ

ソース ยันขึ้นราคาแอลพีจี-เอ็นจีวี 16 ส.ค. - デイリーニュース紙

7月12日、エネルギー省アーラック・チョンターノン大臣は、次のように述べた。
「8月16日にエネルギー省は、液体ガス・LPG(プロパンガス)・NGV(液化天然ガス)の価格体系を改定し、実際のコストをより反映させた価格にする。また、LPGの価格を全業種で一律にする。現在のLPG価格は業種ごとに異なっており、工業用は24.86バーツ/kg、輸送用は21.13バーツ/kg、家庭用は18.13バーツ/kgである。また、エネルギー省から低所得者層に限り補助を行う予定で、現在検討中の方法は、月あたりの電力消費が50ユニット以下の家庭、または移動販売者・屋台を補助し、食事代が上がらないようにするというもの。ただし、LPGの価格が一律になるにせよ、どのような価格を公示するにせよ、市民が大きな影響を受けず平等に扱われるように注意する必要がある。価格は3ヶ月毎に改定される予定。現在、タイで使用しているガスの量は、輸入分が11万トン、国内生産分が48万トンである」

さらにエネルギー省大臣は、次のように述べた。
「NGVの価格については、現在コストを検討中である。もしコストが現在の価格10.50バーツ/kgよりも高い場合は、市民への影響が少なくなるように、NVG価格も段階的に値上げする必要がある。2種類のガスの価格体系を変更した後で、公共輸送機関の運賃がどれだけ上がるかは交通省の検討次第である。エネルギー省としては、YouTubeで動画を公開し、LPGに関する広報を増やして、市民の理解を呼びかけていく」

2012年7月4日水曜日

レッドラインがランシットへ向け一歩前進 JICAの290億待ち

ソース เดินหน้าสายสีแดง"รังสิต" รอไจกาเคาะ2.9หมื่นล. - タイポスト紙

運輸省によるレッドライン第1工期、バンスー・ランシット間の建設は、US 事業連合の提案に基づく予算 298億バーツを内閣が承認。JICA の支援を待ち、7月には署名される見通し。 

ジャルポン・ルアンスワン運輸大臣の発表によれば、バンスー中央駅と車両工場、すなわち郊外鉄道計画(レッドライン)の第1工期、バンスー・ランシット間の予算298億バーツが内閣によって承認された。これまでの予算346億バーツからは、48億バーツ以上の削減となる。これはタイ国鉄の雇用規則に基づく予算枠の変更と、上記の計画に最も低い価格で 応札した企業と予算交渉した結果である。この計画は予定より数年遅れている。

すでにタイ国鉄は入札結果を公開しており、シノタイ・エンジニアリングとユニーク・エンジニアリングから成る事業グループが、最も低い価格である345億バーツで応札している。タイ国鉄が交渉した結果、298億バーツまで下がった。 今後は日本国際協力機構(JICA)に連絡を取り、新規案件として交渉を行い、2週間以内に回答をもらえる予定で、その後は7月末までに契約に調印できる見込み。続く第2工期・線路敷設、第3工期・電気システム及び車両についてはすでに民間企業による入札が完了している。

2012年5月31日木曜日

「アウンサンスーチー」マハチャイで語る 帰国を願うミャンマー人労働者の夢はすぐそこまで来ている

ソース "อองซานซูจี"ที่มหาชัย ความหวังไม่ไกลของแรงงานพม่าที่อยากหวนกลับบ้านเกิด - マティチョン紙


ミャンマーの野党党首アウンサンスーチー女史が24年振りに外遊。祖国での仕事を願いつつタイで働くミャンマー人全員に激励の言葉を送った。

AP通信によると、祖国に戻りたいと書いた看板を持ったミャンマー人労働者多数が、スーチー女史を歓迎するためサムットサーコーン県ムアン郡マハーチャイ区に集まった。女史は、今回の訪問の目的は、彼らミャンマー人の問題を知り支援する方法を知るためと語った。

「失望や落胆はしないでください。歴史は常に変わり続けます」と述べると同時に、その日女史はひとつの約束をした。「みなさんのために最善を尽くします」

スーチー女史は、本日夜に首都ヤングンからバンコクに移動し、次の目的地に行く前に、今朝サムットサーコーン県マハチャイを訪問した。ここはタイ国内で最も多くのミャンマー人労働者が住み、働いている場所のひとつである。女史は喜びの声とともに迎えられた。「スーチーお母さん万歳!」

7年前にカレン州から逃げてタイに来たミャンマー人、ソー・ハラー・トゥンさんは、塩袋の荷役作業をして生計を立てている。テレビと新聞でスーチー女史を見たことはあるが、今日その姿を見ることができて涙が止まらない、と彼は語った。

女史は、集まった数千人の人々に外国人労働者権利ネットワーク学習センターの4階から演説した後で、ミャンマー人労働者と会談した。彼らは労働法、権利、争議の法的措置に関する知識が不足しているため、雇用主から不適切な扱いを受けていることを女史に訴えた。

これからスーチー女史は一時ミャンマーに戻り、6月中旬からヨーロッパの5カ国を訪問する。初めはスイスのジュネーブに立ち寄り、国際労働機関の会議で演説し、ノルウェーのオスロで21年前に発表されたノーベル平和賞を受賞する予定。

その後、アイルランドのダブリンでは、スーチー女史への敬意を表すために開催されるコンサートで、有名ミュージシャンであるU2のボノと一緒に壇上に立ち、英国のロンドンでは庶民院と貴族院で演説し、6月19日は彼女の67歳の誕生日を次男のキム・ハリスと一緒に祝う予定。フランス外務省は、女史にフランスを訪問する予定があることを明らかにしている。

現在、タイには250万人のミャンマー人労働者がいる。そのほとんどが非熟練労働者であり、家政婦、繊維工場、漁船などで働いている。

マヒドン大学人口・社会研究所の専門家兼研究者アンディー・ホール氏によれば、100万人以上のミャンマー人労働者が、法律が定める正式な書類を持たずに国境を越えて働きに来ており、これはタイの全労働者の5-10%に相当する。この数字が意味するものは、違法労働者が100万人いて、タイのGDPの7%を占めるということである。

多くのミャンマー人労働者は利用され、賃金を低く抑えられており、人身売買の犠牲者や、雇用主にパスポートを取り上げられた者もいる。それと同時に祖国への仕送りはミャンマー経済にとって大事な収入源となっている。権利もなく、声も出せず、自分の権利のために争うこともできない者は、スーチー女史の訪問によって、自分たちの困窮に関心が集まるかもしれないと希望を持った。

缶詰工場で働いているミャンマー人女性、キン・ターン・ヌーさん(26歳)は次のように語った。いつも生まれ故郷のモン州に帰ることを夢見てた。父母と弟妹を捨ててタイに出稼ぎに来て、お金を家族に送っている。スーチーさんが政府を発展させ、雇用を生んでくれることを期待している。いつか家に戻ってそこで死ぬまで暮らしたい。

2012年4月23日月曜日

プーケットの地盤は堅固、沈没は噂

ソース
ยันฐานเกาะภูเก็ตแข็งแกร่งไม่จมทะเลตามข่าวลือ

4月23日プーケット - タイ鉱物資源局地質環境事務局ルートシン・ラクサーサクンウォン局長は23日、会議に訪れたプーケットでインタビューに応じ、4月28日に海に沈むとの噂が流れているプーケットの地盤について述べた。

プーケットは堆積した花崗岩からできており、その地盤は島自体よりも大きい。また花崗岩は密度が高くて非常に硬いため、最も堅固な地盤と言ってよい。地震によって島が海に沈むことはありえない。さらに、地震波の通過速度が速いため、沈殿物の地盤よりも影響が少ない。4月16日に起こった地震でも、地面に亀裂は生じなかった。そういうわけなので、杞憂したり噂を信じたりしないでほしい。

また、鉱物資源局はプーケット県中心部にすでに地震計3台の設置を終えている。この3台は断層上で三角形に配置されており、地震の様子を観察し危険を予測することで、異常な傾向がないか詳細に監視できる。 - サムナックカーオ・タイ

2012年4月13日金曜日

ランシット運河の復興 - タイの農業

ソース
ฟื้นฟูคลอง รังสิตประยูรศักดิ์ - เกษตรทั่วไทย


ランシット・プラユーンサック運河、通称ランシット運河は、タイで最初に作られた灌漑用運河である。建設されてからすでに120年の歳月が流れ、時と共にその能力は衰えつつあるが、現在でも実際に使われている。

ランシット・プラユーンサック運河の状態は衰え、浅くなり、水質は悪化し、雑草、特にホテイソウが大量に発生し、さらに運河には不法建築も建てられている。ランシット運河を復興し、その能力をもう一度発揮させるため、灌漑局は「ランシット・プラユーンサック運河及び支流の保護開発協力プロジェクト」を実施する。

このプロジェクトは、市民と青少年の知識と理解を深めることで水資源の価値に気付いてもらい、地域にある河川・水路・運河・環境に対する保護意識を植え付けようとする、灌漑局の活動である。

(中略)

ルートウィロート・コーワッタナ灌漑局長によれば、このプロジェクトではランシット・プラユーンサック運河とその支流の20ヶ所で掘削を行い、今年中に総延長300kmを、続く2013-2014年にはさらに400kmの実施を予定している。掘削が完了したとき、流量は増加して1秒あたり533.60㎥、すなわち1日あたり4,600万㎥になる。現在のランシット運河及び支流の流量は355.16㎥/sである。

(中略)

また、ランシット運河とチャオプラヤー河を隔てているチュラロンコーン水門については、この周辺にある揚水ポンプを増やし、揚水能力を1日あたり933万㎥に引き上げる。2012-2013年度予算では、灌漑局はチュラロンコーン水門の揚水所を2ヶ所に増やす計画を準備しており、その揚水量は1秒あたり36㎥である(訳注:=5万㎥/日で、少なすぎるのでは?)

「チュラロンコーン揚水所の改修が終われば、チャオプラヤー河東岸とその下流地域、特にパトゥムタニ県とバンコク都で洪水が起きたときに、その被害を軽減できると予測している。農業に関しては、雨季には35万ライ、乾期には24万ライの農地に耕作用の水を供給できるだろう」洪水対策について灌漑局長はこのように述べた。

灌漑局は関係各局と共同し、国王の発案に基づいた大堤防の改修を行なっている。この大堤防の一部がランシット・プラユーンサック運河のチュラロンコーン水門からクローン7であり、灌漑局が設計と建設を担当している。他の機関が作る大堤防と接続し、2011年大洪水の最高水位よりも50cm高く作られる。

これがバンコクと未来の重要経済地区を守る最後の砦となる。

2012年3月27日火曜日

チュムポーン川で今度は「合掌する天使の鈴」が見つかる。専門家が本物と確認。

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งมแม่น้ำชุมพรพบอีก'กระดิ่งเทพพนม' จนท.ตรวจสอบยันเก่าจริง


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チュムポーン川の底で発見されたラマ5世の古銭で目覚めた地元住民が、続々と現地にやってきた。そしてついに青銅製の「合掌する天使の鈴」を発見!副郡長・県文化局が鑑定し、本物であることを確認。詳細を芸術局に連絡し、事実関係を確認する。知らせを聞いて駆けつけたバンコクの人が、1万バーツで古銭の買取を申し入れ…


多くの地元住民がラマ5世の古銭を探しにチュムポーン川へやって来た。場所はチュムポーン県ムアン郡コングラティン区6番地、チュムポーン県にある有名なお寺プラクワーン寺からおよそ200メートル離れたところである。知らせは燎原の火のように広がり、3月26日には県と近隣県から多くの人がひと目見ようと当地を訪れ、またある人は上記の場所で川を浚いラマ5世時代の古銭を探した。ラマ5世の古銭や、その他にも価値ある骨董品がまだまだ川の底には眠っており、例えば近所に住むプワン・サイスチョンさん(73歳・女性)は、川を浚ってラマ5世の古銭1枚と青銅製の鈴を発見した。この鈴は内径1インチで、横には合掌する天使の像が彫られており、その意匠はとても美しい。チュムポーン県内や他県からやって来たプラクルアンの鑑定家や骨董収集家が代価1-2万バーツでの買取を申し入れたが、プワンさんは売らずに取っておき仏前に供えたいとのこと。

その後10時半、チュンポーン県ムアン郡長代理兼チュンポーン県芸術局係官チョンガーン・ティッププラスートスック氏がチュンポーン川の現地を訪れた。この川は水位が下がり始めており、中洲や浅瀬が水面上に顔を出している。これは乾季によるもので、水位は平均30~110cmほどと極めて低い。川の中には老若男女の村人が100人ほど来ており、ラマ5世時代の古銭を探して忙しそうに水に潜っていた。

チョンガーン氏は次のように述べた。調査の結果、地元の人が見つけたラマ5世の古銭は、非常に古い硬貨であり100年以上昔のものとわかった。硬貨の材質を観察したところ非常に古いものであり、現代で鋳造される硬貨とはかけ離れたものであることがその理由である。しかし何年頃のものかはよくわからない。見たところ、新しく見せかけるために古銭を研磨する人がいるようだが、古銭を見つけた人や、古銭を保管している人には、研磨しないことをお願いしたい。現在芸術局に連絡を取り、ラマ5世の古銭が見つかったこの場所にどのような歴史や由来があるのか調査するよう依頼しており、研磨しなければその調査に役立てられる。

バンコク都サパーンスーン地区サパーンスーン区ラムカムヘン通り99/135番地に住むサムルワット・リウパットムワンさん(52歳・男性)は次のように語った。自分は報道でこのニュースを知り、自分の目で見るために車を運転して現地に向かった。自分は骨董品の収集家でこの話に非常に興味を持ったためで、実際に自分の目で見ると、古銭は摩耗しており、長い期間川底に沈んでいたため腐食し、薄くなっているように思えたが、本当に古いものであることは確認すると、古銭を所有したい気持ちが湧いてきた。約1万バーツで古銭1枚を手に入れることができてとても嬉しい。

この地域を流れるチュムポーン川は非常に古い川で、タイ・ミャンマー国境にあるクラブリー山を水源としている。アンダマン海側はラノーン県クラブリー郡パークチャン区で、水はチュムポーン県を通りタイ湾に注がれる。川の途中には転覆したジャンク船が沈んでおり、以前にチュムポーン県ムアン郡を掘ったときには、銅鼓、とんぼ玉、花瓶など多くの骨董品が出土した。発掘品はチュムポーン県の国立博物館に展示されている。

2012年3月13日火曜日

「セイコー」従業員、一時金の支払いを求めて労働省に乱入

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คนงาน “ไซโก้ฯ ” บุกก.แรงงาน เรียกร้องนายจ้างจ่ายเงินชดเชย

3月13日労働省 - 「セイコー」従業員、工場が洪水避難のためチャチュンサオ県に移転した後で、雇用主の払う一時金の増額を求めて労働省に乱入。福祉局長はデモの必要はないと指摘、交渉で解決可能との見方を示した。

セイコーインスツルメンツ(タイランド)はパトゥムタニ県ナワナコン工業団地にある、コンピュータ・電子部品の製造・組立会社。その社員300人以上が労働省でデモを行い、チャチュンサオ県への工場移転に同意した社員への、福利厚生の追加と特別一時金の増額を雇用主に訴えた。デモ参加者が労働省の上層階に侵入しようとしたため、デモは非常に緊張した雰囲気の中で行われた。侵入は係官によって阻止された。

セイコーの機械整備課長、ワッチャリン・ミンマート氏は次のように述べた。雇用主からの提案では、社員はチャチュンサオ県に転勤するか退職するかの選択を、3月16日までに決断するように強制している。また、雇用主からの提案は満足できるものではないため、2件の訴えを掲げてデモを行った。すなわち、退職を選んだ社員に対しては、雇用主は特別保証金と増額した準備金を支払うべきであり、一方のチャチュンサオ県への移転を選んだ社員に対しては、雇用主は引越し費用と住居費用を増額すべきだ。その理由として、パトゥムタニ県よりも生活費が高いことが挙げられる。また、職場と住宅地が遠く離れているために不安を感じている。雇用主にはこの件を配慮してもらいたい。

アーティット・イッサモー労働福祉・保護局長は次のように述べた。本件についてはすでに交渉を行ったが、社員たちは不満に感じたためデモを行った。私の考えでは、この件はデモを行うほどのことではなく、役所に来た他の人たちに迷惑をかけているし、同時に参加者たちも交通費を浪費することになる。いまのところ、雇用主の考えは以前と同じであり、法律に基づいた保証金を支払うつもりである。しかし、日時を決めてもう一度交渉を行うことはできると信じており、双方は明日(3月14日)にパトゥムタニ県の労働福祉・保護局で交渉を行う予定である。 - サムナックカーオタイ

2012年3月5日月曜日

プミポンダムの管理者から水利用者に警告 政府指示の放水により、来年は渇水の恐れ

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ผู้บริหารเขื่อนภูมิพลแจงคนใช้น้ำ ปีหน้าเสี่ยงแล้งหลังปล่อยน้ำตามคำสั่งรัฐบาล

ターク県 - プミポンダムの管理者がダム下流の水利用者に通知を開始した。政府の指示による放水の後でダムに流入する水量が少ないため、来年水が使える期間は僅か5ヶ月だけになる可能性がある。農業に大きな打撃を与える恐れがあり、水の利用者に節水を呼びかけている。

本日3月5日の各種報道によると、プミポンダム副理事長ウォーラウィット・ラウィーニパーポン氏、ダム管理者及び現場担当者が、ターク県・カンペンペット県・ナコンサワン県の水利用者を訪問し、プミポンダムの貯水管理に関する政府の方針について説明を行った。説明には、ターク県・カンペンペット県・ナコンサワン県の政府各部門の管理職、郡長、村長、ピン川流域の水利用者など多数が参加した。

現在、プミポンダムは政府の方針に従って、2012年2月1日から2012年4月30日まで1日あたり6千万立方メートルを放水している。2012年5月1日時点のプミポンダムの貯水量は60億立方メートル、貯水率は45%となり、雨季の雨水に備える予定である。貯水量60億立方メートルのうち、実際に利用できるのは22億立方メートル(プミポンダムの最大貯水量は134億6,200万立方メートル)。もし今年の雨が少なく、プミポンダムに流入する水量が少ない場合は、来年水が使えるのは僅か5ヶ月、放水量は1日あたり僅か約1,500万立方メートルとなる見込み。このような状況においては、もし今年の雨量が少なければ、来年は水不足が発生し渇水に苦しむ地区が出るだろう。

2012年3月1日木曜日

ホープウェル計画が崩壊、サミヤンナリー寺近くの線路に落下 幸運にも列車の被害とけが人はなし

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ระทึก!! คานโครงการ "โฮปเวลล์" ถล่ม ทับรางรถไฟใกล้วัดเสมียนนารี โชคดีไม่โดนรถไฟ-ไร้ผู้บาดเจ็บ

本日8時ごろの報道によれば、ガンペーンペット6通り下り線、サミヤンナリー寺の斜め前約100m付近で、ホープウェル計画の駅プラットフォーム用の巨大コンクリート板が崩落したが、けが人はいなかった。

現場を担当する警察署は次のように述べた。すでにタイ国鉄へは、鉄道線路に塞いでいる建造物を検証しに来るように連絡してあり、またバンコク都にも崩壊したホープウェルを見に来るよう連絡してある。しかし、今回の事件についてはどこが責任部署となるのかまだはっきりしていない。プラットフォーム用の巨大コンクリート板が崩落した原因は、建造物が古いことと、管理されていないことが原因と思われる。同時に、構造物自体の強度が不十分で、付近を通過する鉄道による振動の影響もあるかもしれない。

ホープウェル計画、またはバンコク高架鉄道輸送システムプロジェクト (Bangkok Elevated Road and Train System - BERTS) は、道路・鉄道線路・高架鉄道をタイ国鉄の所有地に建設する計画であった。実施するのはホープウェル・ホールディングスグループ内にあるホープウェル(タイランド)社で、社は香港企業であり、所有者はウー・ゴードン氏。

建設プロジェクトの内容は、地上の交通路の上に建設する高架鉄道により踏切をなくし、自動車の混雑を緩和するものだった。いまある線路の上に全長60.1km を建設し、総工費は800億バーツ以上、ホープウェルは高架道路・側道・高架鉄道の料金徴収権によって、30年間で538億1,000万バーツの収入を得て、さらに高架鉄道の運営権、高架鉄道のガード下の権利、高架両側の土地 600ライの権利を得る、というものであった。

ホープウェル計画の建設は、第2次チュワン内閣の時代に終わった。7年間の建設期間における計画上の工事進捗率は89.75%だったが、実際の進捗率は僅か13.77%だった。1998年1月20日、当時の交通省大臣ステープ・トゥアックスバンと副大臣プラディット・パタラプラシットが、交通省が契約を公式に破棄することを通告した。タイ国鉄は契約破棄の後、全ての建築物は国鉄の所有になるとの考えを表明し、検証の結果、バンスー~ランシット間の郊外電車レッド・ラインに建築物の一部を利用することになったため、完成した建築物を利用しての建設継続に努めていた。

2012年2月23日木曜日

ランプーン - 煙害ふたたび

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ลำพูน-สถานการณ์หมอกควันกลับมาวิกฤตอีกครั้ง

ランプーン県における野焼きによる煙害は、一時期薄くなっていたものの、以前の2倍の規模になって 帰ってきた。地元民が密かに野焼きを続けていることが原因で、ランプーン県知事は当該地区の村長の処罰も検討している。

2012年2月23日の朝、ランプーン県内の野焼きによる煙害は以前の2倍の規模になって帰ってきた。すべての道路は以前よりも濃い煙で覆われ、空が見えない状態である。風がないため野焼きの煙は空を厚く覆い、運転する際の視界はたったの 1km だけである。

リー郡・トゥンフアチャーン郡・メーター郡では、深刻な山火事が発生している。原因は地元民が密かに大量の野焼きを行なっているためで、その煙が森から上記の3つの郡へと広がっている。上に述べた3つの郡以外でも、特にリー郡・トゥンフアチャーン郡のドーイコーム(山)と丘の上で、かなりの数の野焼きが密かに行われている。この山火事は、村人が砂糖大根・赤蟻のタマゴ・ヘットポ(キノコ)を探して野焼きをするために規模が大きく、煙量値は基準を超えているものと思われる。

サルチャイ・カンアーサー ランプーン県知事は、野焼きが行われている村を担当する村長の処罰を検討しており、同時に各地区の郡長に管理監督の権限を与え、村人による野焼きの禁止と、山火事消火機器を村に常備することを検討している。

それと同時に、農家と野焼きの計画を打ち合わせ、また雨量に合わせることで、野焼きを減らすようにお願いしている。また一方では、王室知識計画の一環としてメージョー大学の協力を受け、農作物の余剰品を使った発酵肥料の製造支援を行なっている。この発酵肥料は、ランプーン県内にある肥料会社が 1t あたり 3,000バーツで買取ることが保証されている。

2012年1月9日月曜日

プラブー少年の父に、懲役15日と500バーツの罰金、妄言を禁止

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จำคุกพ่อปลาบู่ 15วันปรับ500 ห้ามพูดเพ้อเจ้อ

ターク裁判所は、ダムが崩壊すると予言したプラブー少年の父に対し、懲役15日と500バーツの罰金、執行猶予2年の判決を下し、流言を語り市民をパニックに陥れることを禁じた。プラブー少年の父は手を合わせてターク県民に「そういうつもりではなかった」と詫びた、、、

1月9日11時30分、プラブー少年の父であるトーンバイ・カムシー氏(73歳)が、ターク県第4区議員ソンクラーム・マナッタサー氏が訴えた偽証による起訴の召喚状に応えるため、パチャー・パーンブン博士を伴ってターク県ムアン郡地方警察に出頭した。起訴の内容は、2011年12月31日にプミポンダムが崩壊すると言って住民を驚かせたもので、そのときが過ぎても何も起こらなかったため、訴えられることになった。

ターク県議員ソンクラーム・マナッタサー氏はワンヒン郡・ノーンブアタイ郡の住民100人以上を伴って現れ、トーンバイ氏を待ち受けたものの、会えなかったため帰路についた。住民を代表して義務を果たすソンクラーム氏には、住民から応援の花束が渡された。その後1時間ほど経ってから、トーンバイ・カムシー氏が連れの者と一緒に現れ、取り調べの捜査官と面会した。

それから午後になり、15時頃に捜査官は調書の作成を終え、トーンバイ氏の身柄を送り、ターク県裁判所は過失を検討した結果、トーンバイ・カムシー氏に対し懲役15日と500バーツの罰金、執行猶予2年の判決を下し、トーンバイ氏にこのような流言を語ることを禁じた。判決の後、トーンバイ氏はターク県民に対し両手を合わせて驚かせたことを謝罪し、そういうつもりではなかったと述べた。

ソンクラーム氏は次のように述べた。トーンバイ氏を起訴して懲らしめたことで、今後はデマで市民が迷惑することはなくなるだろう。今回の件では予言通りにならなかったことで、ターク県民はひとり残らず迷惑を被った。トーンバイ氏はこれをいい教訓として、これからは二度とターク県民を驚かすことのないようにして頂きたい。