2010年7月24日土曜日

タイ発電公社が放水 2つのダムが危機を脱出 クウェー・メークローン

(シーナカリンダム - wikipedia)

ソース
กฟผ.ปล่อยน้ำ 2เขื่อนแก้วิกฤต แคว-แม่กลอง - タイラット紙 キャッシュ

シーナカリンダムが一日あたりの放水量を2,000万立方米追加するも、ワチラロンコーンダムの放水量は減少、いまや一日あたりわずか3,000万立方米に。メークローン川の異常水位の問題を解決するために行うも…

カンチャナブリー県の水運関係者が記者に訴えた話によると、筏による水運や水に関わる商売に影響が出るほど、メークローン川、大クウェー川、小クウェー川の水量が減少しているそうだ。

タイ発電公社シーナカリンダム管理所副所長ウィーラチャイ・チャイサケーオ氏が今日(7月24日)以下のように語った。シーナカリンダムとワチラロンコーンダムの放水量の状態に関して述べると、まずシーナカリンダムの貯水量は十分であり、灌漑局が計画している今後の追加放水に応じられるだろう。貯水量は首都圏水道公団の貯水システムを補給する十分な量がある。

タイ発電公社シーナカリンダム管理所副所長は以下のように続けた。去る2010年6月頃、シーナカリンダムとワチラロンコーンダムの通常の1日当たり放水量は3,900万立方米で、その内訳はシーナカリンダムが1日当たり2,000万立方米、ワチラロンコーンダムが1日当たり1,90万立方米の放水である。2つのダムの貯水量は発電と一般消費に十分な量であり、乾季のあいだ農作業を続けられる程である。

ウィーラチャイ・チャイサケーオ氏は次のように語った。現在ワチラロンコーンダムの貯水量は非常に減少しているため、1日当たり300万立方米しか放水できない。一方のシーナカリンダムは1日当たり1,500万立方米の放水量であるため、大クウェー川と小クウェー川が合流したメークローン川の水位は下がりうるが、筏下りの観光業者に影響が出たとの連絡を受けた場合、シーナカリンダム側では放水計画を変更し、放水量を以前と同じ2,000万立方米に増やし、減少した水位を通常のレベルまで戻すことができる。

記者の報告によると、本日朝の大クウェー川と小クウェー川及びメークローン川の水位はほぼ通常の高さまで上がっており、浅瀬に乗り上げていた筏を動かし、筏下りを楽しみにやって来た大勢の観光客を迎えることができた。

2010年7月21日水曜日

五つ子の落花生が大人気! 外国人が持ち帰ってお祈り

ソース
ฮือฮา!ถั่วลิสง5เม็ด ต่างชาตินำไปบูชา
http://www.thairath.co.th/content/region/97961 キャッシュ

1個に5粒の種が入ったのタイ産「落花生」がシンガポール人とマレーシア人の崇拝対象になり、1個2千バーツで買い求めに来タイ。友達が持ち帰ったら大金持ちになったと語り、貰い受けに来たものの入手できずに失望の帰国…

外国人が大注目。2010年7月21日のお昼近く、1個に5粒の種が入ったタイ産落花生の話題が盛り上がった。ナコンパトム県ナコンチャイシー郡クンゲーオ区の住民からの情報によると、シンガポールとマレーシアの実業家、マレーシア人リハーン・オールーン氏48歳とシンガポール人ホーキー・ウォーン氏52歳が、タクシーを雇ってサワーン・アーロム寺を訪れ、縁起物である五つ子の落花生を貰い受けるため、ペ老師に面会を申し入れた。

ペ老師は2年前、五つ子の落花生1個をシンガポール人の実業家リー・ユーン氏55歳に与えたことがある。彼が赤字のため破産の危機に瀕しながらタイを旅行していた際、縁起物で有名な寺を探し求め、旅行会社がペ老師を探し当て、ペ老師は五つ子の落花生を授けた。そのときに、よく拝みなさい、これはタイではとても珍しいものだから、昔から伝わる商売と幸運のご利益がありますよ、と伝えたのだった。

ホーキー・ウォーン氏はさらに語った。五つ子の落花生を得たリー氏は、商売で成功を収めて上昇気流に乗り、その他にもシンガポールのカシノで10万ドルを得る幸運を得た。リー氏は幸運はサワーン・アーロム寺で貰った豆のお陰であり、いまでは仏壇に置いている、と友達に話した。

この話はシンガポール人の注目を集め、話を聞いた自分は簡単に見つかるだろうとシンガポールの店や市場で豆を探したが、見つけることができなかった。そのためタイへ旅行に来るついでに、マレーシア人の友達を誘って、五つ子の落花生を探しに来た。1個2,000バーツで譲り受け、家に持ち帰って拝み、友達に分けてあげるつもりだ。この他にも寺の近くの店数軒を訪ねてみたが、最高は四つ子で、五つ子の落花生は見たことがないと言う。もし誰か持っていたら500バーツで譲ってほしい。

一方のペ老師は以下のように語った。五つ子の落花生を探すのはとても難しくて、豆よりも金を探すほうが簡単だよ。20年も昔、ある弟子が落花生5個を持ってきて、祖父母の代から伝わるもので、虫がつかないように花の汁を塗って仕舞っておいてください、と言った。昔からの言い伝えで、五つ子の落花生を持つ者は、商売繁盛し幸運に恵まれるという。そこで拙僧は、豆の商人や豆を植えている畑に、五つ子の落花生を見つけたら当時のお金で50バーツで買い取ると宣伝したんだよ。

ペ老師はさらに語った。最初のころは商人が持ってきたので、持ってきたら買い上げていたら、全部で70個くらい集まった。いまはもう見つからないよ。20ライ(約3万平米)の豆畑で1個あるかないかというところ。本当に探すのが大変だよ。いま残っているのは50個くらいで、弟子にあげたり、寺の世話をみてくれる人にあげたりした。売り物にはしていないけどね。いまはみんなが大事にするようになって、豆を植えている人や、豆を売っている人、誰でも見つけると取っておいて拝むんだ。それか拙僧のところに持ってくれば全部買い取っている。とっても良い商売の縁起物だからね。

ナコンパトム郡にあるパトム・モンコン市場で落花生を販売しているサマイ・チョークウドムさん(45歳女性)によると、20年以上も生豆と茹でた落花生を売っており、実家はカムペーンセーンに20ライ(約3万平米)の豆畑を持っているが、いままで五つ子の落花生は見たことがないと言う。自分は生の豆を買ってきて殻がついたまま煮て、小さな豆を選び分けているが、一番多いのでも4個までで、農家でも五つ子は見たことがない。見かけた人は取っておいて拝んでいると聞くし、もし自分も見つけたら同じように取っておくだろうけど、でもいままで見たこともないね。

2010年7月19日月曜日

安全基準を満たした宝石工場、明日から操業再開

ソース
เปิดโรงงานจิวเวลรี่พรุ่งนี้ หลังความปลอดภัยได้มาตรฐาน
http://www.thairath.co.th/content/region/97486 キャッシュ

メーリゴート・ジュエリー工場は明日から100%の操業準備。県工業局が薬物の残留を立入検査し、基準を満たすことを確認済み…

7月15日、アユタヤ県バーンパイン郡ハイテック工業団地にあるメーリゴート・ジュエリー(タイランド)社の工場で発生した、汚染浄化システムの配管から化学物質が漏洩した事故について、その後の進展が記者により報告された。7月19日、バーンパイン郡長ナッティ・ボースワン氏は以下のように語った。会社側は従業員3千人に就業許可を出したが、事故が起きた第5棟で働いていた残り千人については、まず上記の事故が起きた部屋の改築を終わらせ、労働局の立入安全検査を待たなければならないため、それまでは働くことができない。

アユタヤ県工業局のプラユーン・チントーン氏によると、7月20日に工場の全生産ラインの操業許可を与える予定で、それにより全従業員4千人が安全に働くことができる。産業大臣の現場視察があり、事故が起きた部屋の改築が命じられたため、工場の技術者が問題の解決にあたっている。また立入検査の報告によれば、薬品の臭いはPP管が燃えたのが原因であり、検査官が視察した結果、現在工場は国際的な安全基準を満たしているとの結論を得た。

2010年7月17日土曜日

記事「樹齢数百年のマカーモーンの巨樹伐られる」がタイラット記事大賞を受賞

訳注:この記事で語られるマカーモーンの樹(ต้นมะค่าโมง) はマメ科の樹です。

ソース
ข่าว "ตัดต้นมะค่ายักษ์อายุนับร้อยปี" คว้ารางวัลข่าวยอดเยี่ยมของไทยรัฐ
http://www.thairath.co.th/content/region/96795 キャッシュ

プレー県は、林業と、ここ何年も続く森林の違法伐採で有名な県である。森林伐採により、ここ毎年深刻な水害が起きている。

プレー県内で、樹齢数百年の巨樹を違法に伐採するのは、未だによく見かける光景である。悪意を持った資本家、政治家、公務員の共謀と実行により、巨樹が傷つけられるのを見た住民の心は悲しみに震える。

プレー県フアイメーパーン山中に、太さは10人が抱える程、高さ40m、樹齢百年以上、プレー県内に最後に残ったマカーモーンの巨樹が一本ある。今まで政治家や公務員、影響力のある資本家からの指令による伐採に遭わずにいた。

この樹齢百年以上に見える、プレー県で最後の一本となったマカーモーンの巨樹が倒されたことを知った住民は、悲しみと諦めに促され、暗黒資本家への遠慮と恐れを振り捨て、当局に知らせるべく訴え出た。

2009年5月31日の午後、プレー県ローン警察署長ワサン・マッタヨムナン警察大佐は、プレー県森林保護局第22事務所所長パッカディー・ソムチャイ氏と、森林保護局員と協力し、資本家が巨樹を伐採していると住民が訴えた場所に赴いた。

係官たちが徒歩でフアイメーパーン山にある林に着くと、そこには驚くべき光景があった。マカーモーンの巨樹が倒され、地面に重ねられていた。ある係官は「生まれてからこれほど大きな樹を見たことがない」と語った。係官が現場を調べると、倒されたのはマカーモーンの樹であり、幹は真っ直ぐで美しく、高さは約40m、幹は10人が手をつなぐ太さ。伐採された後に積み置かれた丸太は全部で21本、直径は2.5mだった。

資本家が山から移動することができないため、違法伐採された木は放置され林から運搬されるのを待ったまま放置されている。牽引用の象を何頭も使う必要があるが、雨季のため移動は困難だ。

森林保護局の係官がランパーン県象センターから象2頭を呼び、マカーモーンの丸太を山から曳き降ろしたが、初日は雨が強かったため、3本しか降ろすことができなかったが、翌日にはそこにあった丸太全てをプレー県森林保護局第22事務所に保管することができた。本件は警察に移管され、不正を犯した犯人を捜査し、不法伐採で告訴することになる。

タイラット紙の記者が現場に赴き、このマカーモーンの樹を伐採した犯罪の写真を撮影し取材をした後、世話役を自称するある男性と大物政治家の手下から電話があり、この事件を紙面に載せないよう脅しをかけてきた。新聞の評判が落ちることを憂慮しており、もし記事を掲載した場合は身の安全が保証できないと言う。

しかし記者は記事を送り、タイラット紙はマカーモーンの巨樹を切り倒す違法組織の詳細を明るみに出した。

2009年6月1日、プレー県知事ワンロップ・プリンポン氏は、プレー県の最後のマカーモーンの巨樹が伐採された報告を受け、関係各省の担当官を現場へ派遣した。樹が伐られた状態を見ると、ワンロップ県知事は驚き遺憾の意を示し、ローン郡の郡長に命ずるよりも先に、伐採した容疑者を急ぎ捜査し法的措置を執るよう担当官に命じた。

これと同時にワンロップ県知事は、違法組織によって押収した丸太が盗まれ移動されることのないよう命じ、マカーモーンの巨樹を伐採に関与した容疑者を徹底調査し、この地区の責任者についても職務怠慢を調べるよう命じた。

その結果プレー県知事は行政機関と森林局の両関係機関から証言を得て、ローン郡長を即座に他の地域に配置転換した。

後の2010年6月3日、森林局長は11の森林局係官に対し、配置転換を命じる指示書を発行し、委員会に係官の関与の有無を調べるよう命じた。

一方の警察では、係官の捜査により明白な証拠が発見され、伐採した樹木をある人物が北部の古寺に70万バーツで販売しており、法的措置を進め現在では検察の段階まで進んでおり、容疑者は保釈中である。

マカーモーンの巨樹を伐採する事件を掲載した後、それを不満に思った木材の不法組織から脅迫電話や記者の車を尾行する脅迫があった。新任のプレー県知事ソムチャイ・ホッタヤタン氏とプレー県指令チャローンチャイ・ブリーラット警察少尉が、記者の護衛のため常に警察官を配備しており、それは今も続いている。

この記事は、森林の保護管理に関わる人々に直接の影響を与え、樹木を伐採し破壊する組織を監視し逮捕する結果になった。このマカーモーンの巨樹を伐採する秘密の暴露は、罪を犯した人を捜査し逮捕させ、二度と伐採をさせないための保護の始まりとなった。

タイラット編集局は、プレー県のピジット・ソムサック記者によるこの記事をタイラット紙「2009年度記事大賞」の受賞記事とする。

2010年7月16日金曜日

化学物質が漏洩 アユタヤのメリゴート・ジュエリー工場

ソース
สารเคมีรั่วไหล ที่ โรงงาน แมริกอทจิวเวอรี่ อยุธยา หามเข้าโรงพยาบาล หลายคน
http://www.showded.com/myprofile/news_post_nc.php?newId=141357

アユタヤ県ハイテック工業団地のメリゴート・ジュエリー工場で化学物質が再度漏洩。従業員複数が病院に搬送された後、担当官が急遽立ち入り検査。

再度発生!メリゴート・ジュエリー社の工場の従業員がまた逃げ惑う。本日化学物質が再度漏洩。従業員50以上が病院への搬送された。

人工ダイヤを製造するアユタヤ県ハイテック工業団地のメリゴート・ジュエリー社内で化学物質による混乱が再度発生。女性従業員100人以上が気を失った昨夕の化学物質漏洩事故のあとで、今朝操業を開始したところ再度化学物質が漏洩。気を失った女性従業員50人以上が病院へ運ばれた。

訳注、以下追記
アユタヤ県の事故工場 単なる誤解 労働局長が事故とは無関係と発表

7月16日、アムポーン・ニティシリ労働福祉・保護局長はメーリーゴート・ジュエリー(タイランド)社で起きた薬品漏洩の件について以下のように述べた。アユタヤ県ハイテック工業団地で起きた爆発・漏洩事故は従業員300人をショック状態や気絶の危険に遭わせた。自分はアユタヤ県労働福祉・保護局より7月15日13時30分に発生した事故の報告を受けており、メーリーゴート社は溶接やガス溶断を用いて工場複数ヶ所の補修・強化工事を行っていたところ、火花が出て大量の煙が発生したとのこと。

アムポーン局長はさらに以下のように述べた。上記の事故を従業員は火事だと誤解し火災報知器のスイッチを押したため、従業員を驚かせ工場から走って避難させた。また屋外に避難して長時間日差しに照らされたために従業員30~40人が失神した。そのため会社側は具合の悪くなった従業員を病院に移送して治療を受けさせたため現在は問題ない。会社では従業員を臨時に休ませているが、7月16日には平常通りの勤務に戻れる。

「これは誤解だと思いますよ。係官も、現場で起きた事故や危険ではないと言っています。ただ塩ビ管をつないでいただけですからね」とアムポーン局長は語った。

いずれにせよ、アユタヤ県労働福祉・保護局の報告によるとこの事故で品質管理部の従業員1名が亡くなっており、現在死因を調べている。薬品の漏洩があった現場を調べたところ、全ての調査場所において薬品の濃度は基準値を下回っていた。

マティチョン紙より

2010年7月15日木曜日

超クール 子供のタイ音楽隊 「いつかリンピン並の有名人になる」

ソース
เจ๋งโคตร..กลุ่มดนตรีไทยเด็ก(แหวก)แนว "วันนึงผมจะดังเหมือนหลินปิง"
http://www.thairath.co.th/content/life/95992 キャッシュ

週末にチャトゥチャック市場を通りがかった人なら、この元気な若者たちが奏でるタイの伝統音楽の音色を耳にしたことがあるだろう。彼らの音楽を聴くと、びっくりし、興味が湧き、気分が楽しくなってくる。そして市場のこの近くを通りがかった人たちが立ち止まり、音楽に耳を傾けるため、その道はいつも人だかりができている。

もし彼らの演奏している音楽が、空の楽器ケースを置いて演奏する若者と同じく単に楽しみが目的ならば、それもまた良いだろう。しかし彼らがやっていることはそれとは全く異なり、自分以外の誰も助けてくれない、貧困に打ち克ち生活費を稼ぐ仕事なのだ。

ティム兄貴ことカムピー・スワンホン(22歳)は、通行人の人気を集めるこの4人のタイ伝統音楽団のうちのひとりであり、ラーチャパット・プラナコン大学に通っている。彼によると、家が貧しいため、すでに出稼ぎに来ていた兄を頼ってブリーラム県から出て来た。自分が大学に入った後、弟と一緒に楽団に参加している。家族は古典音楽に親しんでおり、祖母が古典芝居をやっていたため、子供の頃から音楽を教えてくれた。そのため兄弟とも演奏の基礎ができている。あの日祖母からもらった最後のプレゼントが、彼らの生活費を得る大事な収入になり、自分を進学させてくれた。

「僕の4人の兄弟は全員男子です。最初は兄がバンコクに仕事に来て、それから僕と弟があとから進学のため来ました。でも家が農家なので、収入はあまり良くありません。両親に、進学させてもらって4人兄弟を養ってもらうのは無理でしょう。だから学校に通いながら働かないといけません。最初は何をしたらいいのかいろいろ考えました。上から2番目の兄が音楽を演奏して投げ銭を集めようって誘ったんです。僕らは音楽ができますから。最初に演奏した場所はチャトゥチャック公園でした。でもそのときは興味を持ってくれる人はあまりいませんでした。そこでやり方を変えて、ホテル・カルフォルニア、ゾンビ、イエスタデイ・ワンス・モアといった洋楽や、タイのヒット曲も演奏してみたら良くなってきました。始めてから8ヶ月になり、メンバーも8人に増えました。その時々で全員は揃わないので、そのときは手の空いている人が来て演奏しています」

彼らが毎日やっていることは、普通の若い人ならばあまりやりたがらないことかもしれない。しかし演奏している若い彼らは、全く照れない、他人がどんな目で見ているかは全く気にしないと言い切った。彼らがしているのは自分の未来を良くするためであり、今日よりも明日は幸せになるためだ。

「道端に座っているとき、偶然大学の友達に逢ったこともあります。先生に逢うこともありますよ。その時は微笑みます。恥ずかしくはありません。悪いことではありませんし、真っ当な仕事です。演奏も一生懸命やっていますし、誰かの同情を買おうともしていません。僕らは普通の服を着て、腕で稼いでいるだけです。演奏に行くと店主や人が来てうるさいと言われ、邪魔をされることもあり、そのときは僕らも場所を変えます。説教されることもありましたけど、今はみんな知り合いになりましたよ(笑)」

彼らの考え方を知ると、彼らの発表する音楽とあまりに違うので不思議に感じる。しかし経験した苦労が影のように張り付いているために、彼らは日々を楽しく暮らす以上の何をするべきか考えるようになったのだろう。

「僕らがいつも、いつか将来は今よりもよくなるだろうと考えています。空の楽器ケースを置いて音楽を演奏するのは、僕らの明日の人生を広げるために、お金を稼いでいるのと同じことです。もしいま僕にお金がなければ学費を払うことができません。将来はもしできるなら有名な演奏家になりたいですね。でも年を取ったら、安定した仕事に就きたいです。タイの古典音楽の先生、でなければ洋楽でもいいです。そしたら両親にいまよりも楽をさせられますから」

空の楽器ケースを置いて音楽を演奏する彼らに、問題はなかったのだろうか?赤服のデモの際は、彼らはサイアム・スクエア地区での演奏を休まなければならなかった。

「あの期間はサイアム・スクエアでの演奏は休みましたから、少し収入が減りましたけど、大したことはありません。誰かを責めたくはないんです。得られるお金は、通り掛かる人がどれだけ満足したか次第ですから。彼らの元気ももらいましたし、だから僕はデモ隊も政府も責めたくないんですよ。けどひとつお願いしたいのは、タイの文化、特にタイ音楽の振興をしてほしいということです。そしてやりたい事ができずにいる人に機会を与えて欲しい。ときどき僕らもパンダが羨ましいですよ。あれぐらい有名になりたいですね(笑)」

彼らの話を聞くと、バイクで暴走したり、抗争で命を落としたりして刹那的な日々を送る若者たちのことが頭に浮かぶ。今日はここで彼ら若者と会う機会を得たが、最後の質問をしてから、彼らに演奏を続けてもらおう。彼らの答えはこうだった。

「僕は彼らのことは知りません。でも僕の知る限りでは浪費だと思います。本当にお金がもったいないですよ。用務員や建設現場の作業員の子供たちがそういうことが好きなので、僕らが預かって、一緒に音楽を演奏したことがあります。それ以外の人のことはあんまり話せないですよ。彼らはお金を持っていますから。彼らの両親は買ってあげることができますが、僕にはそれはありませんでしたから、なんであんなことをするのかわかりませんね」

2010年7月10日土曜日

有名僧が明かす ギャング団が野生動物を取引

ソース
พระไพศาลเผย คนมีสี ร่วมแก๊งค้าสัตว์ป่า
http://www.thairath.co.th/content/edu/95252 キャッシュ

パーサーン・ウィサーロー僧によると、複数の組織が共謀して森の動物を売買、仏陀の庭園にハンターを送り込み、特に一匹2万バーツと高価なセンザンコウを狙い海外へ販売、利益の大きなビジネスに…

7月10日、チャイヤプーム県プーキアオ郡のパーマハーワン寺とプールアン地域において、天然資源・環境省森林局ソムチャイ・ピアンサターポーン局長により、ラムパターオ・パープーロン水源復興植林プロジェクトが催された。20種6万本の苗木がパーマハーワン寺の住職であり、ラムパターオ水源復興協力事業委員長であるパーサーン・ウィサーロー僧から提供された。

だがパーサーン僧によると、パープーロンの森林は森林局が寺と仏教庭園組織に認可した保護林であり、その土地は数千ライに及ぶ。最近は侵入者が密かに木を伐採して転売したり、跡地で芋を栽培したりといった問題がある。しかし前述の問題は、寺の運動に住民が参加し、侵入を防いだり防火対策を採ったために減りつつある。

しかし現在起きている問題は森林での密猟である。かつては地元の住民が狩りをして食料にしたり売ったりしたが、現在の狩人は地元の住民ではなく外部の人間で「色人」と呼ばれ、銃や優れた武器を持っている。太いコネを持っているため地元の住民を恐れることもない。土曜か日曜日を選んで寺の所有地に入ってくる。トゥア・ニムもしくはトゥア・リムと呼ばれるセンザンコウは、キロあたり2,500バーツになるため儲けは大きい。一匹の重さは約8kgなので最高2万バーツになる。輸出先はこれを好んで食べる中国が主である。この「色人」以外にも、コンケーン県、マハーサーラカーム県、ムクダーハーン県から来る人間がいる。また、センザンコウの他にも森ネズミ100匹以上、赤牛を始めとする様々な動物が狩猟の対象になっている。

2010年7月7日水曜日

旧都アユタヤの城壁に便器! 緊急撤去命令

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ปราสาทนครหลวง พบโถส้วม สั่งรื้อออกด่วน
http://www.thairath.co.th/content/region/94492 キャッシュ

呆然、、、アユタヤ旧都の城壁に便器が発見される。大読経の最中に階下のトイレに行けない僧のため、住職が設置したものだが、すでに撤去を命令じられ…

2010年7月7日午前10時、アユタヤ県の王宮跡の外壁の上に便器があるのを、通りがかった人が見つけた。仏教の礼拝の対象としては不適当なものである。そこで記者は現場に赴き、この便器を設置した責任者である住職に取材を行った。

王宮跡寺院の住職であるクルーキッティ・パンヤーワット僧、別名スリン僧は次のように語った。便器をこの城壁の上に設置したのは、数カ月前にこの寺で大読経会が行われた際、腹の調子が悪く階下にある便所まで行けない僧のために準備したもので、城壁のいちばん端に設置したもので壁も天井もなく、3インチの下水管が城壁から出るようになっているが、まだ使っておらず、今日になって他の人から不適切であると指摘されるまで撤去するのを忘れていたので、職人にはその場所から撤去するよう命じたところだ。

王宮跡の城壁はパーサック川の東側に位置している。かつてナコンルアン(首都)区は王がサラブリーの仏足跡を参拝される際の宿泊地であり、後のソンタム王(訳注1)の時代にはロッブリーに行かれる際の宿泊地になっていたと推測されるが、煉瓦を積み石灰を塗って建設されたのは西暦1604年、プラーサートトーン王(訳注2)の時代である。王はカンボジアのプラーサートシラーを見本として、ワット・テープチャンの近くに、カンボジアへの遠征成功を祝うために作らせた。しかし建築は不完全なままで終りその原因は不明である。後に城壁とその上に仏足跡四体が作られた。城壁の横にあった王宮は廃墟と化している。

訳注1:ソンタム王:アユタヤ王朝の24代目の王。
訳注2:プラーサートトーン王:アユタヤ王朝の27代目の王。

2010年7月6日火曜日

トゥッケーの干物で好収入 1ヶ月1千万バーツ

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'ตุ๊กแก'อบแห้ง รายได้ดี 10ล้านต่อเดือน
http://www.thairath.co.th/content/region/94134 キャッシュ

ナコンパノム県の多くの地域では、旱魃の被害を受けているため、例年通りの稲作と農業を行うことができず、経済の状況も悪くなっており、人々の収入を減少させている。それにも関わらず、ここナコンパノム県ナーワー郡ナーワー区ターン村ではその影響を受けていない。その理由は、この村がナコンパノム県でただ一箇所、20年以上にわたって究極の特産物であるトゥッケー(大ヤモリ)、ミミズ、そしてヒルの干物を作って海外に輸出し、雇用を作り、収入を生み出し、村人に富をもたらしているからである。低迷している他の地域の経済とは対照的だ。

7月6日、ナコンパノム県ナーワー郡長カヌン・ミーポーンホム氏は以下のように記者に語った。ナーワー郡ナーワー区では不景気と旱魃にも関わらず、村人にはトゥッケー、ミミズ、そしてヒルの干物作りの仕事があり、海外に輸出販売し、一ヶ月当たり1千万バーツ以上の売上がある。区はこれを主要産業とみなし、監督・支援を行っている。

ターン村の住民で、トゥッケーの干物作りと販売を生業としている、プラーニート・ナーンサート氏(50歳)は以下のように語った。この仕事は20年以上続けているけど、収入はいいね。経済の調子が良くても悪くてもトゥッケーの干物には影響はない。トゥッケーは外で捕まえた人から、大きさに応じて10~25バーツで買って、決まったやり方に従って切り開いてから乾かしたり燻製にする。包装してから中国や台湾への輸出業者に売って、料理や精力剤になるんだ。値段は大きさ次第だけどだいたい1匹30バーツ、一ヶ月あたりの出荷量は数十万匹で、家族あたりだとひと月5千から1万バーツの収入になるよ。

プラーニートさんはさらに語った。トゥッケーが絶滅する心配は全くないよ。というのは毎年10月から1月までのトゥッケーの産卵期は捕えないようにしているんだ。この産卵期はトゥッケーの習性で、そのときはとても早く成長するし、数もたくさん増える。雨季に入ったときは代わりにヒルの干物を作っている。干物に使うトゥッケーは普通の家屋にいるやつだよ。森のなかにいるのを捕まえると、森林動物保護法に違反しちゃうからね。近い将来に養殖できないか試してみるよ。

2010年7月3日土曜日

雨は降れども水位は上がらず 危機は深刻「十三貯水池」の懸念

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ฝนตกน้ำไม่เพิ่ม วิกฤตหนัก '13อ่าง'น่าห่วง
http://www.thairath.co.th/content/region/93501 キャッシュ

ラムタコーンダムの責任者は、大雨が降ったにもかかわらずダムの貯水量が増えずがっかり。コラートの市民に断水への準備を呼びかける。防災局は十三貯水池の貯水量不足を懸念…

7月3日、ラムタコーンダム送水管理事務所長チャックリット・ジェーンコーン氏は、ナコンラーチャシーマー県シーキウ郡にあるラムタコーンダムの貯水量の現状について以下のように発表した。現在の貯水量は僅か7,800万立方米、すなわち全貯水量の約25%である。しかし本当に使用できる水量、すなわち放水できる残水量は5,000万立方米以下にすぎない。ラムタコーンダムはナコンラーチャシーマー内の5つの郡における農業と上水道のための主要水源であり、ナコンラーチャシーマー市民に供給する上水道の唯一の水源である。現在のところ、ラムタコーンダム送水管理事務所で行っている放水は上水道用のみ、一日当たり34万5千立方米であり、ラムタコーンダムの水位が下がり続けているため、農業向けの放水は完全に休止している。そして心配されるのは、近い将来にナコンラーチャシーマー市民の上水道に与える影響である。

チャックリット氏は続けて以下のように語った。現在、ナコンラーチャシーマー周辺に雨が降っているが、雨はダムの上流周辺には降っておらず、ダムの下流付近に降っているため、ラムタコーンダムに流入する水量は依然として少ない。ラムタコーンダムでは一日当たり34万5千立方米を放水する必要があり、もし現在の状況が続くようであれば、ラムタコーンダムの水は2010年12月に底を着いてしまうため、ラムタコーンダム送水管理事務所では水分配計画を立てておかねばならない。2010年7月末以降もラムタコーンダム上流に雨が降らないならば、ダムの放水量を現在の半分、すなわち一日当たり17万立方米に減らす予定である。そうなると恐らくナコンラーチャシーマー市内の上水道に影響が出るだろう。そのためナコンラーチャシーマー市内の皆さんには、近い将来に来るであろう時に備え、節水にご協力くださるよう注意を呼びかけている。

一方、防災局からの報告によると、タイ国内にある主要な貯水池の貯水量は318億2,800万立方米、全貯水量の46%である。これは2009年の貯水量よりも74億7,000万立方米少ない。プミポンダムとシリキットダムの貯水量はそれぞれ40億5,400万立方米と32億2,700万立方米である。国内にある大型の貯水池33箇所のうち、13箇所では貯水量が30%より少なくなっている。特にパーサック・チョンシットダムとクンダーン・プラーカーンチョンダムでは、現在の旱魃が北部の12県、東北部の11県、中部の4県の合計27県、204郡、4,303,167人に影響を与えており、被害を受けた農地は2,198,096ライ(約3,500平方キロ)になる。一方の王室降雨局では、63県において113日の降雨活動を実施している。

2010年7月1日木曜日

予言的中2回で胴元がパンク タキアン樹霊「メー・タキアン」でサケーオ県はお金持ちに

ソース
เจ้ามือเจ๊ง2งวด หวย 'แม่ตะเคียน' รวยยกสระแก้ว
http://www.thairath.co.th/content/region/93013 キャッシュ

サケーオ県マイ・プライワン寺に十万の住民が集まり、タキアンの樹に住むといわれる樹霊「メー・タキアン」に宝くじの当選番号を祈願。すでに当選番号を2回も予言。県はお金持ちに、胴元は数億バーツの損。昨夜は交通整理の警官も出勤、数十キロの渋滞、神憑りも現れて…

6月30日、サケーオ県のソンサック・チャイラクサー警察大佐は、マイ・プライワン寺の入り口の警備と交通整理を行い、また群集を惑わす神憑りの儀式を絶対に行わないよう命じた。群衆と宝くじ好き合わせて10万人が、当選番号を求める流れとなって集まり、人々は次々とサケーオ県マイ・プライワン寺へ入って行った。7月1日に発表される宝くじの当選番号を、樹霊メー・タキアンに祈願する儀式に参加するためである。樹霊メー・タキアンは2回も当選番号を的中させており、そのおかげでタイ全土でお金持ちが出現、サケーオ県では胴元が先日16日のメー・タキアンの予言的中により数億バーツの損失を被った。

サケーオ県サケーオ郡サクワン区副村長ムー・マローイ氏は以下のように語った。今日は住民のみんなが次々と出かけていて、終わりは夜中か、もしかすると明け方になるかもしれないね。というのはみんながメー・タキアンに当たり番号を教えてもらいたいんだ。でも神憑りをやる人はいないよ。代わりにみんなはお供えを持ってきて捧げて、番号を当てているんだ。でも以前はこの神様もちっちゃなものだった。雨もひどく降っでも、宝くじが好きな連中は帰ろうとしなかったし、混雑がひどくて境内に入れない人もいたもんだから、お金を出して森の中に近道を作って、お寺の裏口に入れる道を作らざるをえなくなった。お寺の表側は数十キロの長さで渋滞しているけど、宝くじ好きはがっかりすることもないよ。なんたって樹霊は7月1日の当選番号170と461、末尾2桁の75を当てたからね。お告げの番号をもらった宝くじ好きの連中は地元へと帰っていったよ。