2010年7月6日火曜日

トゥッケーの干物で好収入 1ヶ月1千万バーツ

ソース
'ตุ๊กแก'อบแห้ง รายได้ดี 10ล้านต่อเดือน
http://www.thairath.co.th/content/region/94134 キャッシュ

ナコンパノム県の多くの地域では、旱魃の被害を受けているため、例年通りの稲作と農業を行うことができず、経済の状況も悪くなっており、人々の収入を減少させている。それにも関わらず、ここナコンパノム県ナーワー郡ナーワー区ターン村ではその影響を受けていない。その理由は、この村がナコンパノム県でただ一箇所、20年以上にわたって究極の特産物であるトゥッケー(大ヤモリ)、ミミズ、そしてヒルの干物を作って海外に輸出し、雇用を作り、収入を生み出し、村人に富をもたらしているからである。低迷している他の地域の経済とは対照的だ。

7月6日、ナコンパノム県ナーワー郡長カヌン・ミーポーンホム氏は以下のように記者に語った。ナーワー郡ナーワー区では不景気と旱魃にも関わらず、村人にはトゥッケー、ミミズ、そしてヒルの干物作りの仕事があり、海外に輸出販売し、一ヶ月当たり1千万バーツ以上の売上がある。区はこれを主要産業とみなし、監督・支援を行っている。

ターン村の住民で、トゥッケーの干物作りと販売を生業としている、プラーニート・ナーンサート氏(50歳)は以下のように語った。この仕事は20年以上続けているけど、収入はいいね。経済の調子が良くても悪くてもトゥッケーの干物には影響はない。トゥッケーは外で捕まえた人から、大きさに応じて10~25バーツで買って、決まったやり方に従って切り開いてから乾かしたり燻製にする。包装してから中国や台湾への輸出業者に売って、料理や精力剤になるんだ。値段は大きさ次第だけどだいたい1匹30バーツ、一ヶ月あたりの出荷量は数十万匹で、家族あたりだとひと月5千から1万バーツの収入になるよ。

プラーニートさんはさらに語った。トゥッケーが絶滅する心配は全くないよ。というのは毎年10月から1月までのトゥッケーの産卵期は捕えないようにしているんだ。この産卵期はトゥッケーの習性で、そのときはとても早く成長するし、数もたくさん増える。雨季に入ったときは代わりにヒルの干物を作っている。干物に使うトゥッケーは普通の家屋にいるやつだよ。森のなかにいるのを捕まえると、森林動物保護法に違反しちゃうからね。近い将来に養殖できないか試してみるよ。