2014年3月27日木曜日

タイ陸運局、2階建てバスの運転に3種免許を義務化へ

ソース
ขบ.จี้คนขับทัวร์ 2 ชั้นใช้ใบขับขี่ประเภท 3

3月27日、タイ陸運局長官アンサタイ・ラッタナディロック・N・プーケット氏は、パトゥムタニ県ラムルークカー郡で報道陣を招いて行った2階建てバスの傾斜試験の席で、次のように述べた。陸運局は現在、交通利用者の安全を最大限に確保するために、2階建てバスを含めた高さ3.60メートル以上のあらゆる公共車両に対し、30度以上の傾斜基準を満たすよう定めている。業者は業務で車両を使用する前に、車両の新旧を問わず、陸運局に持ち込んで試験を受けなければならない。

公共車両の傾斜試験は、2013年の検査数は1,250台、そのうち合格は705台、不合格は545台であった。内訳は、第1種公共車両(冷房あり、1階建て、トイレ付き)は188台、うち合格は107台、不合格は81台。第2種公共車両(冷房あり、1階建て、トイレなし)は92台、うち合格は65台、不合格は27台。第3種公共車両(冷房なし、1階建て)は128台、うち合格は52台、不合格は76台。2階建てバスは842台、うち合格は481台、不合格は361台。

傾斜試験で不合格となった公共車両は、調整後1ヶ月以内に再試験を受けなければならない。再試験でまた不合格となった場合は、さらに3ヶ月以内に再々試験を受けなければならない。再々試験で不合格だった場合は、さらに6ヶ月以内、1年以内に試験を繰り返す。それでも不合格だった場合は車両登録または登録延長をすることはできず、業務に使用することもできない。業務に使用すると違法であり、4万バーツ以下の罰金もしくは5年以下の懲役、またはその両方を科される。

さらなる安全性を確保するために、陸運局では2階建てバスの運転手に対する追加措置を検討中である。すなわち、2階建てバスの運転資格に関する条件の追加となる、第3種自動車運転免許の義務化を準備している。第3種免許は、最高の技量と知識を備える必要がある免許であり、牽引車両の運転が可能。第2種免許では、バスと6輪・10輪トラックの運転が可能。2階建てバスの運転免許を第2種から第3種に変更することで、運転技能と能力の向上を目指す。来月4月末から施行する予定である、とアンサタイ氏は語った。