2010年6月17日木曜日

南部国境問題による死者数、6年間で4,000人を突破

ソース
ยอดผู้เสียชีวิตจากเหตุการณ์ความไม่สงบในจังหวัดชายแดนภาคใต้ 6 ปี ทะลุ 4 พันคน
http://www.js100.com/news/detail2.php?getdate=17/06/2553&getnum=186508

南部国境問題による死者数は、2004年6月4日に発生したナラティワート県ジョアイローン郡における武器庫襲撃事件から2010年4月末までを数えると、既に4,000人を突破した。5月の情勢はさらに悪化する傾向がある。2010年4月における南部3県とソンクラー県の3群における死傷者は203人、内訳は死者29人、負傷者174人で、2004年に発生した武器庫襲撃事件から合計した死者数は4,006人である。

4月に最も被害の多かった県はナラティワート県の33件で、パタニ県24件、ヤラー県11件、合計69件である。事件の内訳は、銃撃事件53件の内訳は、パッタニー県20件、ヤラー県6件、ナラティワート県27件。爆破事件15件の内訳は、パッタニー県4件、ヤラー県5件、ナラティワート県6件。南部問題による死傷者は203人、内訳は死者29人、負傷者174人。県と被害で分けると、パタニー県の死傷者102人のうち、公務中の死者は3人で負傷者は63人、民間人の死者は12人で負傷者は24人。ヤラー県の死傷者43人のうち、公務中の負傷者は17人、民間人の負傷者は26人。ナラティワート県の死傷者58人のうち、公務中の死者は2人で負傷者は21人、民間人の死者は12人で負傷者は23人。

2010年6月16日水曜日

宝くじの当選番号を伝える奇妙な牛 屠殺人も怖くて殺せず

ソース
คอหวยฮือขอเลข วัวประหลาด เพชฌฆาตไม่กล้าฆ่า
http://www.thairath.co.th/content/region/89792 キャッシュ

住民が当選番号を求めて集まる、予知能力のある奇妙な牛。生まれつき性器が2つ、睾丸が4つ、蹄が5つ。屠殺人も祟りを恐れて喉を切れず、屠殺所は持ち主に返却…

2010年6月15日、記者は住民から奇妙な牛がいるとの知らせを受けた。性別はオス、他の牛とは違った姿形で、年齢は約9歳。トラン県ヤーンターカーオ郡ナイクワン区ノーンヘーン村の田畑の真ん中で、紐につながれて草を食べているそうだ。知らせを受けた記者が、その牛の飼い主である国会議員コーメン・セートコン氏、そして付近の住民多数と一緒に取材に向かうと、現場には確かに奇妙な牛がいた。牛はオスで色は赤、奇妙で不思議な外見をしており、よく見ると性器が2つ、睾丸が4つ、左後足の蹄が5つある。この牛の写真を撮ろうとすると、この賢い牛は向きを変えて、自分の変わった足を隠そうとする。まるで自分の足を恥ずかしがっているかのようだ。それと同時に、知らせを聞いた多数の村人たちが、宝くじの当選番号を求めて集まり拝み始めた。

この奇妙な牛の飼い主は次のように語った。牛は9歳くらい、6,000バーツちょっとで買ってきたのを、サトーン県のとある屠殺所に7,000バーツで売ったけど、それから約1週間のあいだ、牛は草も水も与えられないまま放されていた。というのも、その屠殺所の従業員は自分に呪いが罹るのを怖がって、誰もこの奇妙な牛を殺せなかったんだ。そこで屠殺所の社長が連絡してきて、元の持ち主に返すと言ってきたので、また飼い続けることにした。自分もこの牛を殺したくないので、誰か買い手が現れるまで待つつもりだよ。

2010年6月15日火曜日

ラムタコーンダムが旱魃 農業用の放水休止か

ソース
เขื่อนลำตะคองโคม่า อาจงดจ่ายน้ำเพื่อการเกษตร
http://www.thairath.co.th/content/region/89567 キャッシュ

現在の貯水量は、合計3億4,144万立方メートル、満水時の貯水量の34.40%である。大型貯水池の貯水量減少は最も心配されており、現在は危機的レベルになっているのが、シーキウ郡クローンパイ区にあるラムタコーン貯水池である。この貯水池は、シーキウ郡、スーンヌーン郡、カームタレーソー郡、ナコーンラチャシーマー市の80地区、チャルームプラキアット区などの、多くの地区に住む人々へ、農業や生活用水を供給するための重要な水源となっている。また、ナコーンラチャシーマー市の上水道の唯一の水源でもある。

チャックリット氏は以下のように語った。現在のラムタコーン貯水池の貯水量は8,486万立方メートルで、満水時の貯水量3億1,449万立方メートルの26.98%である。ナコーンラチャシーマー県パクトンチャイ郡タコップ区にある、ラムプラプルーン貯水池の貯水量は4,364万立方メートルで、満水時の貯水量1億1,100万立方メートルの39.67%である。中規模の貯水池は18箇所あり、満水時の貯水量は1億6,894万立方メートルだが、現在の貯水量は44.73%の7,556万立方メートルである。

そのため、ラムタコーン送水管理局では、農家に田植えを止め、7月15日以降に延期するように呼びかけている。その時期ならば雨が降り、ラムタコーンダムから農業への送水は絶対に止まることはないし、人口降雨局と協力して水が途切れないようにダムの上流に雨を降らせるよう計画している。いままでの降雨はほとんどがダムの下流で降っているため、ラムタコーンダムの水位は下がり続けているが、もし7月15日になっても雨が降らず、水が得られないのであれば、即時にダムからの放水量を、現在の半分に減らす必要があるとチャックリット氏は語った。

ナコーンラチャシーマー県ダーンクントット郡ヒンダート区にある人工降雨局長アヌチャー・ウォンシリーサイ氏によると、ナコーンラチャシーマー県で旱魃に苦しむ28郡のひとつ、ダーンクントット郡では、陸軍は給水車3台を出動させ、生活用水の不足に悩む国民への給水活動を行っている。生活用水の不足に困っている16郡のうち、特にフアイボン郡、ヒンダート郡、ソーンブアラコーン郡、バーンガオ郡、タキアン郡の5群において深刻である。すでに区では緊急援助の予算50万バーツを許可しているが十分ではなく、県からの早急な支援を申請している。

干しバナナ名産地の雨乞い儀式は雷魚にお祈り

ソース
เมืองกล้วยตาก ทำพิธีขอฝน สวดคาถาปลาช่อน
http://www.thairath.co.th/content/region/89511 キャッシュ

旱魃のため伝統儀式で108遍の雨乞い。カムペーンペット県のペートオーム村では、粘土で作った雷魚と動物が、暦通りの雨を呼んでくれると信じている…

記者はカムペーンペット県カムペーンペット郡ニコムトゥンポータレー区ペートオーム村の住民からの知らせを受けた。この村に住む住民が集まり、天地の神が空から雨を降らしてくれるよう、雷魚に祈りを捧げる儀式を行っているという。この儀式は大昔から伝わるが最近は見かけないため、広く世間の人に見てもらいたいと、記者が取材のため現地に赴くと、先述の村では大勢の人が集まって忙しそうに土を練って、ヒトを含むいろいろな動物の像を作り、野原の真ん中で雷魚に祈りを捧げる儀式の準備をしているところだった。

ペートオーム村の伝統儀式に詳しいマーノップ・サーイプーン氏(68歳)は、次のように語った。いま見ているのは、雷魚に祈願する雨乞いの儀式の準備だ。今年の旱魃の被害は深刻で、雨季に入っても暦通りの雨が降らず、ニコムトゥンポータレー区を通る運河は乾き切っている。小川や沼地、運河、湿地などあらゆる場所にある水も同じように干上がった。そのため多くの村人が、神様への雨乞いの儀式を復活させることになったが、いろいろな儀式があるものの、ヘー・ナーン・メーオ(猫の雨乞い行列)は動物を虐待するのでやらずに、祖父母の代から伝わる、雷魚に108遍の祈りを捧げる雨乞いの儀式を執り行うことにした。

マーノップ氏はさらに以下のように語った。雷魚に祈願する雨乞いの儀式は代々伝えられており、暦通りの雨が降らなかった年は、雨乞いの寄進をしなければならない。住民の真ん中の土地を選び、目の高さの祠を立てて傘を差し、柔土を捏ねて雷魚・蟹・亀・牛・水牛・人・蛙などの命あるものを作り、手順に沿って拝んだ上で、可笑しな粘土の人形を、地面を掘って水を入れた穴の中や周辺に置く。

お供え物を載せる網を置いて礼拝し、人間の下界と天国の上界を分けてくださるよう、人間界に暦どおりの雨が降らず困っており、神様の助けを求めて儀式をしているのを樹の精が見てくださり、空の雨が降って助けてくださるようお祈りする。それから僧侶を招いてお経を唱えて頂くが、このとき雨乞い、もしくは村人が雷魚の祈りと呼ぶお経が必要だ。夜明けに村人が食べ物を持ち寄りお坊さんに捧げ、それを食べ終わったらもう一度雨乞いの祈りを捧げる。

マーノップ氏によると、雷魚の祈願には言い伝えがあり、昔々のころ、菩薩様は雷魚のお姿をされていたそうだ。しかし菩薩様は小さい魚や小さな動物を食べたことはなく、代わりにお召し上がりになったのはレモングラスのジュースや海苔などであった。雨が降らないとき、水が干上がり魚が死にそうになると、菩薩様は沼から顔を出し空を見上げて仰った。「雨の神様、私は魚でありますが、魚や稚魚の群れを食べたことはありません。いま友達たちと私はとても苦しんでおり、水が足りずに死にそうになっています。どうぞ偉大なお力を以て雨を降らせてくださいますよう、お願いいたします」菩薩様が祈り終わると、それは美しい雨が降り始めたが、そのときに雷や雷光、稲妻は全くなかったそうだ。

2010年6月10日木曜日

クルンピナンダムとベートン貯水湖による旱魃対策

ソース
ผุดเขื่อนกรงปินัง-อ่างเก็บน้ำเบตงแก้ปัญหาภัยแล้ง
http://www.thairath.co.th/content/edu/88313 キャッシュ

クルンピナンダムとベートン貯水湖を建設し、旱魃と洪水の問題を解消するという灌漑局の治水計画。実施のため政府の予算を要請…

ヤラー県灌漑局長チャローン・キアンティサックソーパン氏は以下のように語った。複数の地域における旱魃と水不足の問題により、特に国内の主要ダムにおいて、水量が大幅に減少している。そこで灌漑局からは各地域に対し、市民が必要なだけの水を得られるような治水対策を立てるよう命じた。先日ヤラー県灌漑局においては、水の利用者による会議が開催され、必要な水量を確保し、農業に影響を与えないための対策について話し合われた。

ヤラー県灌漑局長はさらに以下のように続けた。灌漑と洪水の問題を解決するために、クルンピナンダムとベートン貯水湖の建設計画により、未来の治水への計画は準備万端である。現在ヤラー県では灌漑局から政府へ、実施のための予算を求める要望書を作成しており、もし承認が得られれば、ヤラー県の治水を改善することができる。しかしそのためには地元住民の協力が不可欠であり、森林を伐採するのを止めてもらわねばならない。この地区の森林は水を貯えており、その森林を伐採すると将来は確実に水不足を引き起こすだろう。

2010年6月8日火曜日

アユタヤのラマ6世ダムが、ここ18年間で最大の旱魃

ソース
เขื่อนพระราม6อยุธยาแห้งในรอบ18 ปี
http://www.thairath.co.th/content/region/87399 キャッシュ

パーサック・チョンシットダムの貯水量の減少の影響で、ラマ6世ダムがこの18年で最悪の危機に瀕している。もし雨が降らなければ、サラブリ県から流れるパーサック川流域の広大な生態系に影響を与えるだろう。

ロッブリー県にあるパーサック・チョンシットダムの貯水量の減少が心配される中、ついにアユタヤ県地区の住民にも影響が出始めた。南パーサック(ラマ6世ダム)送水管理局水分配部、プラシット・タイパン部長は次のように述べた。本年度の旱魃はここ18年で最悪であり、1992年に起きた水不足と同じような状況である。その当時は無事に危機を乗り切ることができた。南パーサック(ラマ6世ダム)送水管理局の局員たちは危機に陥りつつある状況を心配している。

プラシット氏は以下のように語った。ラマ6世ダムは2つの水路から水を得ている。ひとつめはチャオプラヤー川であり、チャイナート-パーサック運河を通ってラマ6世ダムに入る水量は、毎分30立方メートルである。もうひとつの水路はパーサック・チョンシットダムであり、その水量は毎分12立方メートルである。両者を合計しても毎分50立方メートルに満たない危機的状況だ。パーサックダムからの水が流れるパーサック川で、もしこのような状態が続くと、サラブリ区からサオハイ区に至るパーサック川流域で、水を使う住民や農家に影響を与えることは間違いない。パーサック川の生態系は破壊され、その結果川は腐敗し、最終的にはパーサック川で養殖をしている人々に被害を与えるだろう。

当面の対策として、農家に水を使う作物を減らすよう呼びかけている。しかし喜しいことに雨が降り始めており、さらにこの時期は植え付けた作物の収穫がほぼ終わっている。送水管理局長はラマ6世ダムの下流に住む農民に対し、現在ダムからの放水量は毎分6.54立方メートルで、この状態がしばらく続くものと思われると注意を呼びかけている、と水分配部長は語った。

ラマ6世ダムのかつての名称はプラチアン・ラーチャーダムだった。アユタヤ県タールア区でパーサック川を堰き止め、12.5mの放水口六個を備えるタイで最初のダムである。水を堰き止め、パーサック川の下流にあるアユタヤ県・サラブリー県・パトゥムタニー県の合計68万ライ(1,088平方km)の土地を灌漑するため、1915年に建設が開始され、1924年に完成した、タイ初のダムである。

2010年6月7日月曜日

ハマグリ狩りの人々が集まるクラビ県の海岸 1キロ100バーツで売れます

ソース
แห่เก็บหอยชักตีนเต็มหาดกระบี่ขายกก.ละ100
http://www.thairath.co.th/content/region/87969 キャッシュ

住民と旅行者がハマグリ集めに夢中。波が打ち寄せる、長さ3km以上のクラビー県ノッパラットターラー海岸にて。いままでは見なかったこの貝、キロ当たり80~100バーツで売れます…

6月7日、有名な観光地クラビー県ピーピー島の、ノッパラットターラー海岸国立公園事務所の向かいにある乾いた運河の脇で、タイ人の旅行者と住民数百人が、ハマグリとその他の貝を集めていた。集めた貝は食事の材料にしたり売ったりできる。この日ほとんど一日中強い風が吹き波が打ち寄せたあと、ハマグリや様々な海の貝、そして大量の海草が、3km以上あるの砂浜のいたるところに打ち上げられた。

住民によると、ハマグリはクラビー県の名物料理であり、キロ当たり80~100バーツと高値なため、大概はそれだけを選り分けているそうだ。こんなに大粒なハマグリがたくさん採れたことは今までになく、波と海流の流れが強いために砂浜に打ち上げられるのではないかとのこと。お陰で住民はひとりあたり3~10キロも採ることができる。

シリキットダムの残水量は54日分 ここ18年で最大の旱魃

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เหลือน้ำใช้54วัน เขื่อนสิริกิติ์ แล้งสุดรอบ18ปี
http://www.thairath.co.th/content/region/88015 キャッシュ

シリキットダムが、ここ18年間で最悪となる水不足の危機に瀕している。残り水量はわずか54日分。水量は減り、観光客向けの舟と筏は浅瀬に乗り上げている。もしあと2ヶ月雨が降らなければ、来年は今よりもより深刻な水不足になるだろう。

6月7日、シリキットダム管理部副管理部長プラサルート・タムロンウィットワ氏は次のように説明した。現在のところシリキットダムの水量は下がり続けており、ダムからの放水ができない状況である。長い間雨が降らなかったため、シリキットダムに入る水量が少なくなっている。今ではシリキットダムの水量はわずか6%、5億3,900万立方米にすぎない。水道局はシリキットダムに一日あたり1,000万立方米の放水を要請しており、これを換算すると残りの水量はたった54日分である。

現在シリキットダムに流れ込む水量は、一日あたりわずか300万立方米である。現在の水量では、ダムの水はあと2ヶ月しか使うことができない。下流にある農地を支援するために、ウッタラディット県の水際の農地89箇所で、ポンプを使って水を汲み上げ、22万9,769ライ(367平方km)の土地に送水する作業を行い、水力発電に使う水を確保し、水が枯渇せず、旱魃がダムの運用に与える影響がないように努めている。従って農家では今年の稲作を2010年7月まで延期する必要があり、今年は一期作しかできないだろう。2010年の水量は例年より非常に低く、2011年も深刻な旱魃に見舞われるだろう。

プラサルート氏はさらに語った。ここ数年を見ると、シリキットダムの水位は1992年7月9日に最低位となる128mを記録した。現在のシリキットダムの水量を見ると、今年3月の水位はここ18年で最低であり、もし農家が水の利用する目処が立たず、政府の推奨計画通りに生産することができないのであれば、農業は損害を受けるだろう。

ウッタラディット県知事ヨーティン・サムトーンキーリー氏によると、シリキットダムの水量が原因で、ナーン川にある灌漑所へ送る水量が不足している。灌漑局では農家に通達を出し、米に損害を与えないよう、稲作を延期するように呼びかけている。ウッタラディット県にある灌漑所では、ナーン川の水を使っている基地が89箇所あり、送水先の土地は合計22万9,769ライ(367平方km)に及ぶ。その内訳は、ウッタラディット郡にあるナムリット計画が一箇所で、水の供給先は区域内が3万4,446ライ(55平方km)、区域外が1万213ライ(16平方km)の合計4万4,659ライ(71平方km)である。電気ポンプによる揚水所はタープラー郡内の4箇所が3,000ライ、ウッタラディット郡の32箇所が5万5,440ライ、ペートローン郡の15箇所が3万9,070ライ、ピチャイ郡の37箇所が8万7,300ライ、特に県の中心部の農家では、シリキットダムの水量不足のため、2010年度の稲作を延期せざるを得ない状況だ。もしこれから2ヶ月の間、大型の台風が通過してシリキットダムに雨を降らすことがなければ、あらゆる方面への水供給が不足することになる。

2010年6月6日日曜日

コラート県の28群に旱魃の危機

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โคราชวิกฤติน้ำเหือดแห้งประกาศภัยพิบัติ28อำเภอ
http://www.thairath.co.th/content/region/87664 キャッシュ

コラート県における旱魃の危機が深刻。水不足に喘ぐ地区はすでに28区。ラムタコーンダムの水量は27%と深刻な状況。灌漑局は農家に田植えを延期するよう勧告。援助資金の投入が急がれる…

6月6日午前9時、ナコーンラチャシーマー県災害予防・軽減局において、ピヤチャット・インサワーン局長は区域における旱魃の状況を発表した。県内の旱魃による被害を受けた地域は全32区のうち28区に及び、222群2,571村に達する。

局はこの旱魃の被害を受けた地区への援助として、県知事からの緊急融資5千万バーツを用いて、80箇所における水路の掘削と、被害を受けている人々がその水を利用できるよう配分する事業を実施している。

現在、ナコーンラチャシーマー県では、さらに12区で91箇所の水路を掘削し、旱魃の被害を受けた人々を救済するために、財務省から災害予防・軽減局を通じて受けた緊急融資枠をさらに6,400万バーツ追加するよう求めている。

ナコーンラチャシーマー県灌漑局長パイサーン・パンプン氏によると、県内にある大きなダムは4箇所あり、現在の水量は全部あわせても3億4,600万立方メートル、すなわち満水時の34%に過ぎず、これは非常に不安な水量であり、危機的状態と言える。

シーキウ区にあるラムコーンダムは、区内にある農地の水源であり、かつナコーンラチャシーマー市の上水道における唯一の水源でもある。ラムコーンダムの現時点の水量はたったの8,500万立方メートル、満水時の27%である。プーパックトンチャイ区にあるプラプルーンダムの水量は4,500万立方メートル、満水時の40%である。ナコーンラチャシーマー県灌漑局では揚水ポンプと配水車を用意しているものの、現在は広報が市民に節水への協力を呼びかけている状態だ。広報では、全地区の農家に対しても、旱魃が間違いなく収まるであろう7月中旬に、田植えを遅らせるよう呼びかけている。この状況は農家の農作物に大きな損害を与えるだろう。

2010年6月3日木曜日

雨乞いの儀式「ヘー・ナーン・メーオ」(猫の行列)と男根神体

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พิจิตรแล้งหนัก แห่นางแมว-ปลัดขิกขอฝนช่วย
http://www.thairath.co.th/content/region/87193 キャッシュ

ピチット県ポープラタップチャーン郡ドンスアルアン区では、田植えの雨が降らないため、村民200人以上が集まり雨乞いの儀式「ヘー・ナーン・メーオ」(猫の行列)を行なった。さらには、お祓いのために作られた木製の巨大男根神体10個が行列に参加した。

6月3日14時、ドンスアルアン区長ウィサン・チャントーン氏は、村民約200人を率いて、雨乞いの儀式「ヘー・ナーン・メーオ」を執り行った。灰色のオス猫が檻に入れられ、村の周囲を行列して回った。木製の巨大男根神体10個も行列に加わり、村人は猫の檻に水を振りかけた。

最近の気候は、すでに雨季に入っているにも関わらず、雨が降らず深刻な日照りが続いている。そこでこの地域で稲作を生業としている人々が協力し合い、今回の雨乞いの儀式「ヘー・ナーン・メーオ」を執り行うことになった。

ドンスアルアン区に住むブンタム・ディンデーンさん(53歳・女性)は次のように語った。自分は50ライ(8万平米)の田で稲作をしているが、雨が降らないため、いまはまだ稲作を始めることができない。農家はとても困っており、降雨の時期が遅くなるのを心配している。もし雨が降ったとしても、洪水の影響を受けることになるだろう。この場所は低地のため、毎年洪水が起きており、稲に損害を与えている。農家はどうすることもできず、ただ雨が降ることを祈るしかない。農家に稲作のための雨を降らすため、この村では10年以上行われなかった「ヘー・ナーン・メーオ」の儀式を行った。

ドンスアルアン区長は次のように語った。ドンスアルアン区における危機的状況は例年よりも厳しいものだ。例年、各村はカンペーンペット県ピン川から引いた水を使うが、今年は運河が補修中のため、その水が送られてこない。他の年と比較すると、今頃は雨が降っており、種耕節(5月初旬)の頃から農作業が始めている。しかし今年は雨季にも関わらず雨が降らないため、ドンスアルアン区に住む90%以上の農家において、稲作に使う水がなくなっている。そのためこの「ヘー・ナーン・メーオ」の儀式を復活させることになった。

2010年6月2日水曜日

旱魃のスコータイ リンガ(男根神体)で雨乞い

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สุโขทัยแล้งจัด ทำปลัดขิกแก้เคล็ด
http://www.thairath.co.th/content/region/86845 キャッシュ

スコータイ県シーサッチャナーライ郡ターチャイ区の村人は、大きなリンガ(男根神体)を作って家の前に置き、旱魃で農作物が受けた被害のお祓いをする…

6月2日午前9時、記者はサワンローク・シーサッチャナーライ通りの利用者からの連絡を受けた。道路沿いの住民たちが巨大なリンガ多数を作って家の前に置いているという。そこで取材のため現地に赴いたところ、道標15~17km地点、スコータイ県シーサッチャナーライ郡ターチャイ区の1, 2, 8, 13番地では、道路脇のほとんどの家の前に巨大なリンガが置いてあった。前述のリンガは長さ2メートル以上の大きなバナナの木でできており、先端部分はビンロウを用いて赤く染められており、根元にはココナッツの実2個をぶら下がっている。この道路を自動車で通る人々、特に女性の方は、面白さと恥ずかしさからニヤニヤしながら通り過ぎている。

記者がターチャイ区8番地に住むポーロイ・ルーンゲーサーン氏(60歳)に話を伺ったところ、彼は以下のように語った。いま村人たちは非常に困っている、このひと月あまり雨が降らないからだ。雨季に入ったにもかかわらず雨が降らないため、ターチャイ区の農家の主要生産物であるサトウキビ畑が、水不足のため乾いて枯れそうだ。種播きが終わった田んぼも、一体どうなるのかわからない。そのため村人はリンガを作って家の前に置き、神様を怒らせ目を引いて、神様の力で雨を降らせてもらうことにした。昨日の夕方に村人はヘー・ナーン・メーオ(猫の雨乞い行列)を執り行って村を周ってきた。これでふらなきゃどうしていいかわからんよ。

訳注
『もっと知りたい タイ』によると、この雨乞いの風習はタイに残るバラモン教の残滓であり、シヴァ神のシンボルであるリンガを振り回すことで、シヴァ神の妻パールヴァティーに雨乞いをしているそうです。