2010年6月2日水曜日

旱魃のスコータイ リンガ(男根神体)で雨乞い

ソース
สุโขทัยแล้งจัด ทำปลัดขิกแก้เคล็ด
http://www.thairath.co.th/content/region/86845 キャッシュ

スコータイ県シーサッチャナーライ郡ターチャイ区の村人は、大きなリンガ(男根神体)を作って家の前に置き、旱魃で農作物が受けた被害のお祓いをする…

6月2日午前9時、記者はサワンローク・シーサッチャナーライ通りの利用者からの連絡を受けた。道路沿いの住民たちが巨大なリンガ多数を作って家の前に置いているという。そこで取材のため現地に赴いたところ、道標15~17km地点、スコータイ県シーサッチャナーライ郡ターチャイ区の1, 2, 8, 13番地では、道路脇のほとんどの家の前に巨大なリンガが置いてあった。前述のリンガは長さ2メートル以上の大きなバナナの木でできており、先端部分はビンロウを用いて赤く染められており、根元にはココナッツの実2個をぶら下がっている。この道路を自動車で通る人々、特に女性の方は、面白さと恥ずかしさからニヤニヤしながら通り過ぎている。

記者がターチャイ区8番地に住むポーロイ・ルーンゲーサーン氏(60歳)に話を伺ったところ、彼は以下のように語った。いま村人たちは非常に困っている、このひと月あまり雨が降らないからだ。雨季に入ったにもかかわらず雨が降らないため、ターチャイ区の農家の主要生産物であるサトウキビ畑が、水不足のため乾いて枯れそうだ。種播きが終わった田んぼも、一体どうなるのかわからない。そのため村人はリンガを作って家の前に置き、神様を怒らせ目を引いて、神様の力で雨を降らせてもらうことにした。昨日の夕方に村人はヘー・ナーン・メーオ(猫の雨乞い行列)を執り行って村を周ってきた。これでふらなきゃどうしていいかわからんよ。

訳注
『もっと知りたい タイ』によると、この雨乞いの風習はタイに残るバラモン教の残滓であり、シヴァ神のシンボルであるリンガを振り回すことで、シヴァ神の妻パールヴァティーに雨乞いをしているそうです。