2010年6月6日日曜日

コラート県の28群に旱魃の危機

ソース
โคราชวิกฤติน้ำเหือดแห้งประกาศภัยพิบัติ28อำเภอ
http://www.thairath.co.th/content/region/87664 キャッシュ

コラート県における旱魃の危機が深刻。水不足に喘ぐ地区はすでに28区。ラムタコーンダムの水量は27%と深刻な状況。灌漑局は農家に田植えを延期するよう勧告。援助資金の投入が急がれる…

6月6日午前9時、ナコーンラチャシーマー県災害予防・軽減局において、ピヤチャット・インサワーン局長は区域における旱魃の状況を発表した。県内の旱魃による被害を受けた地域は全32区のうち28区に及び、222群2,571村に達する。

局はこの旱魃の被害を受けた地区への援助として、県知事からの緊急融資5千万バーツを用いて、80箇所における水路の掘削と、被害を受けている人々がその水を利用できるよう配分する事業を実施している。

現在、ナコーンラチャシーマー県では、さらに12区で91箇所の水路を掘削し、旱魃の被害を受けた人々を救済するために、財務省から災害予防・軽減局を通じて受けた緊急融資枠をさらに6,400万バーツ追加するよう求めている。

ナコーンラチャシーマー県灌漑局長パイサーン・パンプン氏によると、県内にある大きなダムは4箇所あり、現在の水量は全部あわせても3億4,600万立方メートル、すなわち満水時の34%に過ぎず、これは非常に不安な水量であり、危機的状態と言える。

シーキウ区にあるラムコーンダムは、区内にある農地の水源であり、かつナコーンラチャシーマー市の上水道における唯一の水源でもある。ラムコーンダムの現時点の水量はたったの8,500万立方メートル、満水時の27%である。プーパックトンチャイ区にあるプラプルーンダムの水量は4,500万立方メートル、満水時の40%である。ナコーンラチャシーマー県灌漑局では揚水ポンプと配水車を用意しているものの、現在は広報が市民に節水への協力を呼びかけている状態だ。広報では、全地区の農家に対しても、旱魃が間違いなく収まるであろう7月中旬に、田植えを遅らせるよう呼びかけている。この状況は農家の農作物に大きな損害を与えるだろう。