2012年3月1日木曜日

ホープウェル計画が崩壊、サミヤンナリー寺近くの線路に落下 幸運にも列車の被害とけが人はなし

ソース
ระทึก!! คานโครงการ "โฮปเวลล์" ถล่ม ทับรางรถไฟใกล้วัดเสมียนนารี โชคดีไม่โดนรถไฟ-ไร้ผู้บาดเจ็บ

本日8時ごろの報道によれば、ガンペーンペット6通り下り線、サミヤンナリー寺の斜め前約100m付近で、ホープウェル計画の駅プラットフォーム用の巨大コンクリート板が崩落したが、けが人はいなかった。

現場を担当する警察署は次のように述べた。すでにタイ国鉄へは、鉄道線路に塞いでいる建造物を検証しに来るように連絡してあり、またバンコク都にも崩壊したホープウェルを見に来るよう連絡してある。しかし、今回の事件についてはどこが責任部署となるのかまだはっきりしていない。プラットフォーム用の巨大コンクリート板が崩落した原因は、建造物が古いことと、管理されていないことが原因と思われる。同時に、構造物自体の強度が不十分で、付近を通過する鉄道による振動の影響もあるかもしれない。

ホープウェル計画、またはバンコク高架鉄道輸送システムプロジェクト (Bangkok Elevated Road and Train System - BERTS) は、道路・鉄道線路・高架鉄道をタイ国鉄の所有地に建設する計画であった。実施するのはホープウェル・ホールディングスグループ内にあるホープウェル(タイランド)社で、社は香港企業であり、所有者はウー・ゴードン氏。

建設プロジェクトの内容は、地上の交通路の上に建設する高架鉄道により踏切をなくし、自動車の混雑を緩和するものだった。いまある線路の上に全長60.1km を建設し、総工費は800億バーツ以上、ホープウェルは高架道路・側道・高架鉄道の料金徴収権によって、30年間で538億1,000万バーツの収入を得て、さらに高架鉄道の運営権、高架鉄道のガード下の権利、高架両側の土地 600ライの権利を得る、というものであった。

ホープウェル計画の建設は、第2次チュワン内閣の時代に終わった。7年間の建設期間における計画上の工事進捗率は89.75%だったが、実際の進捗率は僅か13.77%だった。1998年1月20日、当時の交通省大臣ステープ・トゥアックスバンと副大臣プラディット・パタラプラシットが、交通省が契約を公式に破棄することを通告した。タイ国鉄は契約破棄の後、全ての建築物は国鉄の所有になるとの考えを表明し、検証の結果、バンスー~ランシット間の郊外電車レッド・ラインに建築物の一部を利用することになったため、完成した建築物を利用しての建設継続に努めていた。