2012年7月17日火曜日

子供の清潔と衛生に気をつければ、手足口病は予防できる

(手足口病の写真 - ウィキペディアより)

ソース
โรคมือ เท้า ปาก...ป้องกันได้หากดูแลความสะอาดและสุขอนามัยในเด็กเล็ก - タイポスト紙

保護者の父母たちに不安を引き起こしている伝染病、手足口病」は猛威を強めつつある。手足口病に感染する原因となるウイルスは、エンテロウイルス71、別名「EV71」である。カンボジアでは、体が弱っているときにこのウイルスに感染した子供たちが、ここ3ヶ月のあいだで60人以上亡くなっている。バンコク健康研究所とバンコク病院グループでは、手足口病に関する情報を提供し、愛する子供たちへの感染を予防する方法を広めている。

手足口病は、子供、特に小学生がかかりやすい伝染病で、雨季に蔓延することが多く、エンテロウイルスへの感染により発症する。ウイルスには複数の種類があり、よく出現するものとしては、コクサッキーウイルスのA16、A5、A9、A10、B1、B3、ヒトエンテロウイルス71(HEV71)、単純ヘルペスウイルスなどがある。手足口病は「ヒトからヒト」へ、患者の唾液・鼻水・便に含まれるウイルスに直接触れることで感染する。また、咳・くしゃみでも同様に感染する。

ウイルスは身体に入ったあと、近くにあるリンパ腺と喉で増殖し、さらに数を増やしながら食べ物の経路に沿って下へと降りていく。それからウイルスは血管を通り、頬の中と手足の皮膚に入る。ウイルスが増殖して症状が起こるまで、約72時間かかる。その後ウイルスは腸から排除され、便と一緒に排出される。便からは、6-8週間の長期に渡ってウイルスが検出されることもある。手足口病は世界中にある病気で、春と夏にかかることが多いが、熱帯地方ではあまり季節に関係がなく、タイでは雨季に蔓延することが多い。ウイルスへの感染は男女に関係なく、5歳以下の子供が感染しやすい。多くの子供が集まる場所、例えば幼稚園などで流行しがちである。

初期の症状は微熱、だるさ、食欲不振、腹痛、口内の痛みで、その次に口内と皮膚潰瘍ができる。潰瘍ができる場所は主に手と足だが、まれに子供の尻にできることもある。口内にできる潰瘍の特徴は、中心部が黄色、周囲は赤色をしている。唇の周辺や口内の粘膜にできることが多いが、まれに舌や上顎、喉チンコ、扁桃腺にできることもある。この病気は、唇の周辺に発疹がない場合、口内の潰瘍が非常に痛い。症状は現れるのが最も多いのは5歳以下の子供である。皮膚の発疹は手の甲と足の甲にできることが多いが、まれに手のひらや足の裏にできることもある。発疹は痒いことも痒くないこともあり、最初は赤いぶつぶつができ、あっという間に周辺が赤い水ぶくれに変化する。乳児の場合は発疹が胴回り、太もも、お尻にできることもある。赤い発疹は約1週間で自然に消える。

子供に症状が現れたら、
  1. 他の子供にウイルスが感染しないよう、病気の子供を隔離すること。
  2. 保護者は急いで子供を連れて医師の診察を受けさせ、5~7日間、または治癒するまで家で安静にさせる。この期間は異常が起こるかもしれないので症状に注意すること。子供に高熱・脱力・嘔吐・息切れなどの症状があったら即座に病院で治療を受けること。
  3. 混雑する場所、例えば子供の遊び場、水泳プール、市場、デパートなどに子供を連れて行かないこと。ただしよく換気できる場所に子供を置いたほうが良い。
  4. 咳やくしゃみが出る場合はマスクを着用し、咳やくしゃみによく注意すること。
  5. 子供を看護する人は、病気の子供の鼻水・唾液・便に触れた後は必ず手を洗うこと。
子供によく手を洗うように呼び掛け、手足口病を予防しましょう。
手足口病が発生した場所では、その場所とそこにある物を消毒しましょう。