2012年3月27日火曜日

チュムポーン川で今度は「合掌する天使の鈴」が見つかる。専門家が本物と確認。

ソース
งมแม่น้ำชุมพรพบอีก'กระดิ่งเทพพนม' จนท.ตรวจสอบยันเก่าจริง


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チュムポーン川の底で発見されたラマ5世の古銭で目覚めた地元住民が、続々と現地にやってきた。そしてついに青銅製の「合掌する天使の鈴」を発見!副郡長・県文化局が鑑定し、本物であることを確認。詳細を芸術局に連絡し、事実関係を確認する。知らせを聞いて駆けつけたバンコクの人が、1万バーツで古銭の買取を申し入れ…


多くの地元住民がラマ5世の古銭を探しにチュムポーン川へやって来た。場所はチュムポーン県ムアン郡コングラティン区6番地、チュムポーン県にある有名なお寺プラクワーン寺からおよそ200メートル離れたところである。知らせは燎原の火のように広がり、3月26日には県と近隣県から多くの人がひと目見ようと当地を訪れ、またある人は上記の場所で川を浚いラマ5世時代の古銭を探した。ラマ5世の古銭や、その他にも価値ある骨董品がまだまだ川の底には眠っており、例えば近所に住むプワン・サイスチョンさん(73歳・女性)は、川を浚ってラマ5世の古銭1枚と青銅製の鈴を発見した。この鈴は内径1インチで、横には合掌する天使の像が彫られており、その意匠はとても美しい。チュムポーン県内や他県からやって来たプラクルアンの鑑定家や骨董収集家が代価1-2万バーツでの買取を申し入れたが、プワンさんは売らずに取っておき仏前に供えたいとのこと。

その後10時半、チュンポーン県ムアン郡長代理兼チュンポーン県芸術局係官チョンガーン・ティッププラスートスック氏がチュンポーン川の現地を訪れた。この川は水位が下がり始めており、中洲や浅瀬が水面上に顔を出している。これは乾季によるもので、水位は平均30~110cmほどと極めて低い。川の中には老若男女の村人が100人ほど来ており、ラマ5世時代の古銭を探して忙しそうに水に潜っていた。

チョンガーン氏は次のように述べた。調査の結果、地元の人が見つけたラマ5世の古銭は、非常に古い硬貨であり100年以上昔のものとわかった。硬貨の材質を観察したところ非常に古いものであり、現代で鋳造される硬貨とはかけ離れたものであることがその理由である。しかし何年頃のものかはよくわからない。見たところ、新しく見せかけるために古銭を研磨する人がいるようだが、古銭を見つけた人や、古銭を保管している人には、研磨しないことをお願いしたい。現在芸術局に連絡を取り、ラマ5世の古銭が見つかったこの場所にどのような歴史や由来があるのか調査するよう依頼しており、研磨しなければその調査に役立てられる。

バンコク都サパーンスーン地区サパーンスーン区ラムカムヘン通り99/135番地に住むサムルワット・リウパットムワンさん(52歳・男性)は次のように語った。自分は報道でこのニュースを知り、自分の目で見るために車を運転して現地に向かった。自分は骨董品の収集家でこの話に非常に興味を持ったためで、実際に自分の目で見ると、古銭は摩耗しており、長い期間川底に沈んでいたため腐食し、薄くなっているように思えたが、本当に古いものであることは確認すると、古銭を所有したい気持ちが湧いてきた。約1万バーツで古銭1枚を手に入れることができてとても嬉しい。

この地域を流れるチュムポーン川は非常に古い川で、タイ・ミャンマー国境にあるクラブリー山を水源としている。アンダマン海側はラノーン県クラブリー郡パークチャン区で、水はチュムポーン県を通りタイ湾に注がれる。川の途中には転覆したジャンク船が沈んでおり、以前にチュムポーン県ムアン郡を掘ったときには、銅鼓、とんぼ玉、花瓶など多くの骨董品が出土した。発掘品はチュムポーン県の国立博物館に展示されている。