2011年1月1日土曜日

合衆国内のモン族指導者、タイの「電気ショック」を暴露 難民男性300人が「オバマ」に送還を直訴

ソース
ผู้นำม้งลาวในสหรัฐปูดไทย"ชอร์ตไฟฟ้า"ผู้อพยพชายกว่า 300 คน ทำหนังสือถึง"โอบามา"ช่วยขวางการส่งคืน - マティチョン紙

合衆国内のモン族指導者は、タイ兵がモン族に電気ショック機器を使っていると、被害者からの電話を受けたと語った。350人以上の男性が暴行を受け、気絶する程の重傷を負った者も複数おり、タイ政府によるラオスへの送還に反対するよう、「オバマ」に訴えた。

12月31日のThe Fresno紙によると、アメリカ合衆国カルフォルニア州フレスノにある、アメリカにおける最も大きなラオス人とモン族の退役軍人機関である、在アメリカ・ラオス退役軍人協会は、バラク・オバマ大統領へ書簡を送り、4,000人以上のモン族難民を、タイからラオスへ送還することに反対するよう訴えた。その書簡において、在アメリカ・ラオス退役軍人協会は、送還を拒否したモン族に対し、身体に危害を加える暴力を振るったと、タイ国軍を非難している。

在アメリカ・ラオス退役軍人協会のワンイー・ワン会長は、タイにいるモン族難民から、虐待を受けているため、助けてほしいと語る電話があったと述べた。電話の主は、「ラオスへの送還を強制されており、暴行を受け、殴られている」と語った。

在アメリカ・ラオス退役軍人協会フィリップ・スミス代表によると、タイにいるモン族難民とは以前から何回も電話で連絡を取っている。複数人が電話を隠し持っており、タイの兵士にはまだ見つかっていない。350人以上のモン族男性が暴行を受けており、うち数名は重傷、数名は気絶しており、さらにタイ兵は数人のモン族に対し電気ショック機器を使っている。

同日、国連人権委員会の、拷問に関する委員フレッド・ノーワック氏と、難民人権委員ホーケー・エー・バスターマンテー氏は、タイの行っているモン族のラオスへの送還に懸念を表明した。国際社会から猛烈な反対を受けることになるかもしれないが、両名は「我々はタイ政府が全難民に対する強制送還を即時中止することを要求する。国際機関、特に国連難民高等弁務官事務所は、介入して必要な措置を取り、全てのモン族が、確実に人権が配慮された扱いを受けられるようにすべきだ」との声明を発表した。

ノーワック氏は、改めて以下のように述べた。難民ひとりひとりが虐待を受けているか、人権の原則に違反しているか否かを調べる、独立した信頼に足る調査方法は、現実には存在しない。原則に従い難民を送り返さなければ、その土地では生命と自由が脅かされる。

バスターマンテー氏によれば、送還された人々には、国連からの保護を必要としている人達がいる。例えば、申請を出したものの、まだ検討を受けていない政治的難民である。