1月21日、ウボンラーチャタニー県原子力発電所に反対する団体(名称:原子力発電所に反対するタイ人ネットワーク)約500人が、旧県庁からチャヤーンクルー通りを抜け、新県庁までの3kmをデモ行進した。先日発表されたエネルギー省とタイ発電公社による調査結果は、原子力発電所が与える影響の良い面だけに偏っていると主張し、アピシット首相宛の書簡を副知事に提出し、発電所に関する全資料を公表し、発電所建設の可否は住民に選択させ、全県民の未来を内閣に決定させないよう訴えた。
原子力発電所に反対するタイ人ネットワークの会長、ソットサイ・サーンソークさんは以下のように語った。今回集まった理由は、原子力発電所の建設による影響を心配したためで、ウボンラーチャタニー県はいまだにパークムーン発電所の問題も解決できていない。原子力発電所はパークムーン発電所よりも大きな計画であり、原子炉の冷却水として大量の水を使う必要があるため、農業向けの水を奪うことになる。また、住民は賛成派と反対派に別れてしまったため、県民自身に将来を決めさせるよう訴えている。