2010年8月23日月曜日

ピチット県民、洪水に負けずにコブラ狩り

ソース
ชาวบ้านพิจิตร ออกล่างูเห่า สู้ภัยน้ำท่วม
http://www.thairath.co.th/content/region/105589 キャッシュ

チャワランの国(訳注1)の住民が、コブラとネズミ(タイ名 หนูพุก、英名 bandicoot)の狩人に転身。複数の郡が水田の洪水に苦しむ中、農民からコブラ・ハンターに転職。収入は上々、市場の需要もあり…

2010年8月22日における最新の状況は、依然として複数の地域で雨が降り続けており、ピチット県ポープラタップチャーン郡とサームガーム郡を流れるヨム川の水位を昨日よりも上昇させ、家屋や周辺の水田や道路に広く洪水を引き起こしている。サームガーム郡ランノック区7番のサーイバーンヌーンユン通りではあちこちが水没し、住民は他の村との交通手段として舟を使わざるをえない。

ピチット県サームガーム郡ランノック区7番に住む男性、プリチャー・イェーカンチュー氏(45歳)は次のように語った。雨が激しく降ってるために、村が水に浸かってもう一週間になる。村の住民80世帯は農作業ができない。そこで農民から転職する必要に迫られ、副収入を得るためにコブラとネズミ狩りをすることにした。村の男達が集まって一緒に舟を漕ぎ、高値で売れるコブラを捕まえに出かける。売値はコブラがキロ当たり280バーツ、ネズミはキロ当たり50バーツ。コブラを捕まえた場合、平均すると1匹あたりの重さは1.5kgになる。女性は魚を採ってプラーラー(訳注:タイの発酵食品)を作ると、商人が村に来て買ってゆく。今は夕方で、村の男性はコブラとネズミを捕まえて帰ってきたところだ。約12匹のコブラを捕まえることができ、一番重いのは2.5kgあり、夜に約束した商人が買いに来るのを待っている。

ピサヌローク県ヌーンマプラーン郡とペッチャブーン県ワンポーン郡から溢れ出た洪水により、サークレック郡、ワンサーイプーン郡、タップクロー郡、ドンチャルーン郡とタパーンヒン郡では、水位は依然として上がりつつある。関係する担当者は24時間体勢で救助の準備を行っている。

訳注1:チャラワンとは、ピチット県に伝わる昔話「グライトーン」に登場する巨大なワニ王の名前。参考:http://www.gipu.jp/new/modules/doc6/rewrite/tc_23.html