2011年3月1日火曜日

「小さな尼さん」と「カラス飼育家」のニュース写真が、2010年報道大賞

ソース
ภาพข่าว'แม่ชีน้อย-คนเลี้ยงกา'สุดยอดอาชญากรรม 53 キャッシュ

2010年度事件報道コンテストにおいて、「タイラット」紙が新聞報道大賞・写真部門で優勝。受賞写真は「小さな尼さん」と「カラス飼育家」。

3月1日午前9時、タイ事件報道協会タイシロート・ミンクワン代表は、2010年度事件報道コンテストの結果を発表した。報道写真部門においては、2月5日から28日にかけてインターネットを通して一般読者からの投票が行われた結果(People Awards)、新聞部門の最優秀賞は、タイラット紙所属、プラシット・ニウェートーン氏撮影「小さな尼さん」が受賞。1位はデイリーニュース紙所属、サーサナ・シリラープ氏撮影「超緊張」。2位はタイラット紙所属、タウィーチャイ・チャンタウォン氏撮影「カラス飼育家」。3位はデイリーニュース紙所属、チエンマイ県報道チーム撮影の「オージー・マニア」がそれぞれ受賞した。

テレビ分野の報道映像部門では、3ミティ撮影の「RKK包囲網」が最優秀賞を受賞。1位はCH9の「トンブリー地区カジノ急襲」、2位はCH11の「船上の出産」、3位はCH7の「悩める白人」が受賞した。

タイ商業大学情報学科のソーポン・カンハセーン常任講師は、報道写真について以下のように意見を述べた。事件写真というものは、ほとんどが2種類に分けられる。過激なものと、過激でないものだ。今回の結果を見れば、報道写真は必ずしも過激である必要がないことがわかる。「小さな尼さん」が托鉢をしているのを見れば、可愛らしい、守ってあげたいと、ゆったりとした気持ちになり、この社会を覆う過激さや自然災害の憂鬱を和らげてくれる。他の写真でも、人の心境を写した感情に訴えかけるものがあり、このことからも、流血と死体だけが新聞の報道写真ではないと言うことができるだろう。

テレビ分野の報道映像部門について。一般的なテレビ放送には画像と音声がある。実際に事件が起こっている場所からの映像は感情に訴えてくる。いま銃を撃っている。いま事件が起こっている。視聴者の興味に訴えかけ、面白そうだと知名度を上げれば有利になるだろう。というのも、いまの社会には動画がある。インターネット上の動画は、秘密を暴き、暴露し、スクープを報じて人気を集めている。その例がカジノの秘密を暴いた動画である。撮影した映像が犯罪の証拠にもなっており、マスコミの務めを十分に果たしたとも言える。いずれにせよ、報道側の知識と、動画の即時性、普及度、手軽さの組み合わせは、インターネットによる報道のひとつの進むべき道といえるだろう。